「アグラ日本女性監禁強姦事件」について考える
アグラ日本女性監禁強姦事件の犯人が逮捕された。
すぐに逮捕されるということは、犯人たちは以前から同じようなことを繰り返してたのだろう。

周囲の人もみんな知っていた、と考えるのが常識だね。
アグラに網を張っている、日本語ぺらぺらのインド人なんだから(涙)。

ケータイで写真も撮られてたから、すぐに逮捕された。
ケータイで一緒に写真を撮っていたという意味は、「日本女性は警察に訴えない」と考えていたに決まっている。

逆に言うと、いままでたくさんの日本女性を強姦してきたのだろうと、想像できるね。
とにかく、アグラなんかで日本語で声をかけてきたら、どう考えても怪しいに決まってる。

去年は、慶大生の篠崎耕太くんがアグラで失踪(行方不明)しているしね。
他の人のレポートでも、アグラが危険だというのは定説だ。

それもあって、アグラに旅行者用のツーリストポリスを作るらしい。
アグラは観光客を狙った事件が多いのだから、もっと早く手を打つべきだった。

だって、アグラはインド最大の観光資源「タージマハル」があるところだからね。
入場料だって、外国人からはぼったくってるし(笑)。

とにかく、インドで(インドに限らず世界中で)日本語で話しかけられたら、無視することです。

【アグラ日本女性監禁強姦事件】関連リンク
http://timesofindia.indiatimes.com/Two_Japanese_tourists_raped_in_Agra_hotel/articleshow/2396091.cms
http://timesofindia.indiatimes.com/India/Two_Japanese_women_allege_gangrape_in_Agra/articleshow/2395886.cms
http://in.news.yahoo.com/070924/43/6l4dg.html
http://timesofindia.indiatimes.com/India/Three_arrested_in_Agra_tourist_rape_case/articleshow/2398956.cms
http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/1495623.cms

この事件の根本的な問題は日本人の海外旅行イメージの問題だよ。
日本の旅行本というのが、百年一日のごとく「旅先での現地の人との心のふれあい」なんて御伽噺を書いているから。

日本人は基本的に、なぜか「現地人と知り合いたい。友達になりたい」と思うんだよなー。
欧米人はそんな馬鹿なこと思ってないよ。

インドでも、イスタンブールでも、そのほか世界各地で、現地のまともな人が、見知らぬ日本人に声をかけてきて、親切にしてくれると思う、日本人旅行者の、その考え方が根本的に間違ってるんだ。

海外で、日本語で話しかけてくるのは、ウソツキ、泥棒、強盗、強姦犯、詐欺師、だと思って間違いないんだけど。
日本でだって、歩いている人に話しかけてくるのは、宗教の勧誘、インチキアンケート調査員、またはキャバクラホステス募集、AV嬢スカウトくらいのものだよ。

日本のウソだらけの旅行本が、「旅先での心のふれあい」「世界中どこでも変わらない人の心の美しさ」という、世界に通用しない幻想(=ウソ)を広めている。
だから、(僕が書いた以外の)日本の旅行本に責任があります。

それとも、ヤラセとでっち上げだとバレバレの「猿岩石」の影響がまだあるのか(笑)?

もちろん僕は、最初の本「間違いだらけの海外個人旅行」で書いている。
第一章「海外旅行驚愕の真実(3)話しかけてくるのは泥棒か詐欺師だけ」と書いてるんだよ。

第一章「海外旅行驚愕の真実(3)話しかけてくるのは泥棒か詐欺師だけ」

(日本人の)旅についての日本人の固定観念というのが、なぜか、旅先で面白い人に出会って、思いがけない楽しいときが過ごせるという御伽噺だ。
実際は日本人がぞろぞろ集団で歩き回っている定番の観光地に面白い人がいるはずはないし、いたとしても、普通の旅行者が普通に知り合えるはずはない。
実は、日本人旅行者が行く所にいるのは、日本人旅行者を狙う、泥棒か詐欺師だらけなのだ。
誰が考えても、言葉も話せない、もともと話が面白くない、退屈な、普通の日本人に、海外の人たちが、知り合いになりたい、友達になりたいなどと思うはずがない。
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実は、日本人の特徴はここにあるんだね。
つまり、日本では人との間に波風を立てないように、相手の感情を傷付けないように行動することを、小さいときから、日本のご立派な教育で叩き込まれている。
いくら勉強では落ちこぼれても、日本人であるかぎり、目の前の相手とむやみやたらに協調するという態度は、ちゃんと身に付けているわけだ。
だから、日本人のはまる詐欺というのは、一向に進歩しない。
誰もが知っている、同じテクニックで簡単に何度も何度も引っかかるのだ。
旅先や乗り物の中でちょっと話をした相手から、飲み物食べ物を勧められると、睡眠薬が入っている可能性はわかっていながら、断れない。相手の感情を傷付けたくないからだ。

ねー、だから、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」を読んでれば良かったのに。
僕の本を読んでれば、レイプは避けられたかもしれないよ。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070925
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070924#p1