日本にはセックス情報が溢れているが、日本人のセックス回数も、満足度も最下位。(毎日新聞)
日本では、コンビニに行ったらエッチ本がずらりと並んでいる。
エッチコミックも驚くほど多い.子供向けの雑誌にも性情報が溢れている。
また、ネットでも日本のサイトにはエッチなサイトが多い。
それは、海外でも大評判だ。

また、町で普通に売られている(表の)エッチDVDも、今ではほとんどボカシがなくて、性行為が丸見え。
日本のエッチDVDは、その質と量において、世界一だ。

世界中を旅してきた世界旅行者みどりのくつした(みど先生)は、断言するが、日本ほど性情報が町に溢れている国はない。
ところが、実際の性行為やセックスの満足度では世界最下位だ。

逆に、性行為の数が少なく、満足度が低いから、町に性情報があふれているといえるだろうね。
それは、日本人の間違った性意識が問題なのだと思うよ。

セックスを語ることは、セックスをすることだ。
だから、僕は、「まず普通に自然に、セックスを語ることからはじめなければならない」と主張します。


Dr.北村 ただ今診察中:第130話 日本人のセックス回数、今回も最下位
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/news/20070607org00m100021000c.html
 世界の性意識・性行動調査「デュレックス・グローバルセックス・サーベイ」の結果が届きました。世界26カ国の26,000人以上が参加したこの調査。相も変わらず日本は世界一のセックスレス国となっています。

 一年間のセックス回数。愛の神と言われるギリシャが164回、ブラジル145回、ポーランドとロシア(ともに143回)と続きます。世界の平均が103回ですから、日本の48回は何とも恥ずべき数字と言わざるを得ません。こんな書き方をすると、「回数ではないだろう、濃厚度、満足度で語れ」との声が聞こえて来そうですが、それならばお尋ねします。「あなたは今のセックスに満足していらっしゃいますか?」

 この調査では、「どのくらいセックスに満足しているか」についても問いかけています。「やや満足」「とても満足」を足し合わせて満足度が高い国はナイジェリア(67%)、メキシコ(63%)、インド(61%)の順。その一方で、満足度が低いのは日本(15%)、フランス(25%)、香港(29%)などとなっています。フランスはセックス回数が年間120回であるにもかかわらず、満足度が低いことをみると、回数が多ければいいってものではないことがわかります。しかし、日本のように回数が少ないだけでなく、満足度も低いとなると、いったいどうなっているのかと嘆かずにはおれません。としたら、少ないセックス回数でも満足度を高められるにはどうしたいいのかを真剣に考える必要がありそうです。

 「満たされたセックスに必要なのは何か」には、男性は「より強い性欲」(29%)、「パートナーと一緒の時間」(38%)、「さらなる楽しさ」(34%)、女性は「愛情/優しさ/情熱」(43%)、「パートナーとの一緒の時間」(38%)、「さらなる楽しさ」(37%)と回答しており、男性は性欲重視、女性はロマンスを求める傾向の強いことがわかります。セックスとは二人の合意の上での営みですから、お互いが相手の立場を理解するように努め、自分たちのセックスについてきちんと話し合うことができ、さらに、お互いに尊重しあえる関係を築くことができたら満足度を高めていくことは決して難しくはありません。満たされたセックスに必要なのはパートナーとのコミュニケーションだということになります。

 セックスを楽しめない理由を明らかにし、それを改善していくことも、満足度の高いセックスを実現するためには重要です。日本人女性ではセックスの痛み(67%)、計画外の妊娠(28%)、腟の乾き(17%)を、男性では勃起が持続しない(32%)、勃起不全(28%)などを経験していると回答しています。特にセックスの痛みについては世界と比較して2倍ほど高い結果が出ています。としたら、例えば『リューブゼリー』など腟潤滑補助ゼリーを適宜使用することなどによって問題の解決が図ることができるはずです。

 今回の報告ではセクシュアル・ウエルビーイング(Sexual Well-being)という言葉が使われています。セクシュアル・ウエルビーイングとは、身体的、情緒的、社会環境的な要因のバランスを保つことです。パートナーと満たされた関係を育むことは、安心感と幸福感につながります。それはまた、心身とも健康に幸せに生きるための大切な基盤のひとつなのです。

http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070608#p1