《子供をおとなしくさせる方法》 香港の麻雀

 

香港で友達になった人の家で、麻雀をすることにした。

ところが、その家へ遊びに来ていた小学生がやかましい。
部屋中を走り回り、ものを落として壊しまくる。

そればかりか、麻雀のパイをのぞき込んで、「あー、白いのが3枚あるよ。おじさんこれは何て言うの?」などと、手をばらしてしまう。

父親がいくら注意しても、小学生は騒ぐのを止めない。

これでは、麻雀をするのは無理だ。

「もう止めましょう。これでは麻雀が出来ませんから」と、僕は言った。

いっしょに麻雀をしていた宣教師が、仕方がないと言う表情で立ち上がり、子供を別室へ連れていき、しばらくして戻ってきた。
その後は子供は部屋に閉じこもったまま静かにしていた。
麻雀の邪魔をしないので、無事にゲームが終わった。

父親が言った。
「さすが神父さんですね。私がいくら言ってもいうことを聞かなくて困ってましたが、神父さんは何て言い聞かせたんですか?」

「たいして難しいことではありませんよ」と、宣教師は答えた。

「ちょっとマスターベーションの仕方を教えただけです」

(子供のときから好き)

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