「世界旅行者・海外説教旅」(上海〜バンコク)
「世界旅行者・海外説教旅」・第一章:旅に出る前に
世界旅行者は2002年夏、大阪から新鑑真号に乗って上海へ、二泊三日の旅に出ました。
彼は、旅行予定を決めません。
なぜなら、彼の旅は、神によって定められるからです。
世界旅行者は、船の中で出会った旅人たちとの会話から、雲南省へ向かうことを選択します。
もちろんそれは、神によって雲南省へ導かれていると、悟ったからです。
二泊三日の鉄道で、1人、雲南省の昆明へ、そこからさらに、ペー族の町・大理古城へ、そして世界遺産・麗江へ。
大理での様々な人との素晴らしい出会いを振り捨てて、昆明からバスで開遠へ、さらに中越国境の町河口へ、国境にかかる橋を渡ってベトナムのラオカイへ。
その国境で出会った旅人といっしょに、サパという少数民族の町へ。
さらに、夜行寝台で、ハノイへ。
ベトナムの町を次々に訪れながら、ついに1994年以来の二度目のサイゴンへ…。
そして、東南アジア観光の目玉、アンコールワットへ。
旅はどこまで続くのか、いつ終わりが来るのか。
世界旅行者の繊細な心の動きと、旅での出会い、愛そして別れ…
さらに、現地の詳細な状況、旅行情報もテンコ盛りの、「世界旅行者・海外説教旅」です。
ただ、注意してほしいのは、芸術性を高めるために、旅先で出会った人は、すべて本人とはわからないように、別の名前、別のキャラクターにしてあります。
「これは僕のことだと思うけど、こんなこと言ってないよー!」などと、怒らないようにお願いします。
旅の話というものは、そもそも、嘘だらけなんですからね(笑)。