「世界旅行者・海外説教旅」第二章:中国編

《中国編の開始に当たって》
「世界旅行者・海外説教旅」の第一章が終わって、ずいぶん時間がたったが、やっとこの第二章を書き始めることとした。
さて、第一章ではちっとも旅については書いてなかったけれど、それは僕の旅行記としては珍しいことではない。
例えば現役東大生の間で大人気の「キューバ旅行記」なんかになると、人類が生まれて、金持ちと貧乏人がなぜ分化したか、その重要な分岐点(ま、それは銭湯だったわけだけどね)を詳細に探求するところで終わっている。
もちろん、キューバ旅行記なのだから、そのまま書き続ければキューバ旅行記が出来上がるわけだ。
ただ、僕は単なる旅行ライターではなくて、もともとが旅行哲学者だ。
なので、別にキューバ旅行に行った話を面白おかしく書いて、ありふれた旅行本にするつもりもないので、放ってあるわけだね。
もちろん、出版社から「キューバ旅行記を本にしたいでーす!」という申し込みがあれば、スラスラっと書いちゃうけどさ(笑)。
「世界旅行者・海外説教旅」の第一章を長々と書いた真の目的は、実は、僕が日本の旅行者の中でただ1人、正真正銘の本物であることを、はっきりと宣言するためだったんだよ。
だから、別に読んで面白いわけでもなんでもない。
中には「よくこれだけ自慢できるよなー」と、うんざりした人もいると思う。
ただ、頭のいい人にはとっくにわかっていることでも、知的レベルの低い人たちはなかなか理解できないんだよ。
だから、きちんと書いておかないと、永遠に理解できない人もいるだろうと、特別に親切で書いてあげたわけだ。
僕のファンというのは、正直、エリートばっかりなので、僕の書くものは、日本の凡庸な一般大衆には受けないかもしれない。
ただ、一般大衆というものは、自分で何も考えず、ただ流行に乗りたがるものだし、その流行は社会の一部の先進的な人たち、つまりエリートが作り上げるものなんだよね。
そういう意味では、僕は確実にそういうエリート層をつかんでいるので、ブレイクまではあと一歩というわけだ(笑)。
例えば、僕の先見性のすごさというものは、すでに事実によって証明されている。
まず、僕は@niftyが、まだパソコン通信中心の時代から、ニフティのフォーラムは間もなく全滅する、と予想していた。
というのは、参加者の知的レベルが低すぎて、ニフティ自体も変化する時代についていけないことが明白だったからだよ。
現在は、僕の予想通り、@niftyはインターネット化に大きく乗り遅れて、@niftyのフォーラムはウェブ化した。
が、逆に中身のなさが世間にバレバレになって、もうだれも近づこうとはしないし、すでに完全に終わってしまった。
@niftyは、これからなにをやっても、落ちていくだけだ(涙)。
(僕の予想通り、最終的にはニフティのフォーラムは全部消滅した)
考えればわかるのだが、もともと「インターネットにプロバイダーなんか必要ない」んだからさ。
インターネット利用者にとっては、電話と同様に、ただインターネットに接続できさえすればそれで十分。
なにもプロバイダーのお仕着せの機能なんか無駄なだけだ。
もし、ある機能が必要ならば、その機能は一つのプロバイダーに制限されることを嫌い、独立して発展するに決まっているんだからね。
プロバイダーそのものの存在価値がすっかりなくなってしまった。
つまり、@niftyは(もちろん他のプロバイダー会社も)すぐに存在を止めてしまうだろう。
僕はもちろん、ニフティの親会社の富士通もダメになるとずっと言い続けてきた。
富士通の株価を見れば、それは事実によって証明されていることがわかるだろう。
コンピューターの値段が下がって、大手のコンピューター会社が潰れるということも予想している。
例えば、今、秋葉原を歩いても、まったくコンピューター売り場には人がいないし、元気がない。
3年ほど前は30万円近くしていたノートパソコンの価格は、一年前に15万円前後になり、現在は10万円ちょっとになってしまった。
もうすぐ5万円前後で高性能のノートパソコンが売られるようになるだろうが、そうなると、性能も限界に来ているわけだし、個人を対象にしたコンピューター会社は存在できなくなるだろうね。
インターネットも、ほとんどなんの役に立たないのがバレバレになっている。
僕の友人も、コンピューターを使うのが面倒だからと、e-mailは携帯電話で済ませるようになった(僕は携帯を使わないので、インターネットを使ってるけどね)。
僕が毎朝コンピューターを立ち上げてもなにもすることがない。
e-mailをチェックしたあとは、無料ヌードサイトを見て、旅行関係の掲示板を見て、気がついたことをちょっと書き込む程度だ。
僕は自分のサイトを更新している。
が、それも、正直な話、雑誌に連載コラムを持ったり、本の注文がドドッと来れば、タダで自分のサイトに書くなんてことはしないよ。
つまり、インターネットで名前を売った僕が言うから信憑性があるわけだが、インターネットは役に立たない。
しかも、このインターネットは何の役にも立たないと、書いたのは僕が最初だよ。
いま秋葉原を歩いて目に付くのは、エロマンガ書店と、エロビデオ(エロDVD)屋、エロフィギュア店だけだ(秋葉原には他にもコスプレの風俗店もあるようだが、僕は行かないので説明できないけどね)。
「日本人が好きなのは、セックスと宴会だけだ」とは、僕が言い続けてきたことだよね。
インターネット参加者は、社会のオチコボレだらけで、インターネットの出会いは無意味だとも書き続けてきた。
現在の日本社会は、立ち直ることができず、このまま滅びていくだろうことも、僕は予測していた。
小泉首相は口先だけで本当の理想も持たず、実行力もないとは、小泉内閣が成立して参議院選挙が行われる前から、僕は繰り返し繰り返し言ってたんだよ(これはインターネットを検索すれば、僕の発言が発見できるだろう)。
日本女性が海外でセックスしていることを、はっきりと描いたのは、僕の本が最初だった
海外旅行とセックスの問題を、興味本位ではなくて、単なる事実として指摘し、「海外個人旅行にはコンドームが必要だ」とズバリ書いたのも、僕がはじめてだよね(これは「間違いだらけの海外個人旅行」にあります)。
しかも日本女性が外国人男性とお付き合いする、その理由を、利己的遺伝子理論によって明確に説明したのも、僕が最初だ。
これをはっきり書いたことで、女性の安ライター諸君が外国人とセックスしたことを偉そうに書いて、本を出そうとした企画が全滅してしまった。
僕が、日本女性はみんな外国人男性とセックスしたいと思って、事実、あちこちでセックスしているいると書いちゃったから、不細工な女の三流ライターが外人とセックスした程度では、もう自慢できなくなったんだね。
世界一周自転車旅行をはっきりと無意味なことだ、何の役にも立たないと、僕が書いた。
それで最近日本の新聞には、世界一周自転車旅行を褒め上げる馬鹿馬鹿しい記事はもう二度と載らなくなったよね。
まあ、こけおどしで、フランス人の若者なら誰でもやっているサハラ縦断バイク旅行をやる、時代遅れのライターが本を出したところで、誰もびっくりせず、誰も読まない。
本がまったく売れない(笑)のは、僕の本の影響があったのかもしれない(これは、はっきりと僕の書いた本のせいだとはいえない。たぶんライター自身の感性がとっくに時代遅れになっているのだろう)。
世界中のどんな辺鄙なところでも、日本人旅行者、日本人滞在者がいるということを認めたうえで、そこから、新しい時代の旅行の話は始まらなければならないよ。
つまり、いまどき、ちょっと変わったところへ行った程度で、旅行自慢はできなくなってしまった。
また、その程度の旅行自慢は中身がスッカラカンだと、嘘だと、バレバレになってしまったんだね。
旅の本質は、旅の中で自分を見つめることだろう。
ならば、日本人の海外旅行を、百年一日のような、ありふれた手垢の付いた、冒険、出会い、感動、感謝、愛、などで適当に味付けして、小学校の作文のレベルの「旅行記」を書いて、知的レベルの低い一般日本人を騙すような時代は、もう終わっているんだよ。
僕の書くことこそが、本物なんだよ。
そこを見つめられれば、キミもわかることがあるかもしれない。
ということで、「世界旅行者・海外説教旅」の第二章が始まります。
(「世界旅行者・海外説教旅」012)