043a《世界旅行者は三塔倒影公園へ行って、ペー族のガイドさんと写真を取る。》

【ペー族のガイドさんと一緒に】
明日になれば、紅山茶賓館も、また部屋が取れる可能性はあるだろう。
しかし、ホテルが混んでいるのだから、毎朝毎朝部屋を取り続けるというのも、落ち着かない話だ。
ということは、別のホテルに移ってしまえば、簡単だってこと。
別のホテルで居心地のいいシングルルームを見つければいいだけなのだ、と考える。
そこで、世界旅行者は大理古城の中のガイドブックに載っている宿も、載っていない宿も、片っ端からチェックして歩いて回った。
その結果、シングルルームはこの時期でも十分に見つかった。
もちろんドミトリーならば、全く問題なくベッドは見つかります。
この時期大理へやってくることを考えているバックパッカーの若者の皆さん、ちっとも心配は要りませんよ。
特に一つ、どうやら韓国人経営らしい、新しく出来た宿のシングルルームがなかなか感じが良くて安かった。
部屋があることが確認できたので、明日の朝になれば、そのときの気分でいくらでも何とかなるだろう。
この件は今日は考えないで、そのまま放っておくことにした。
すべては明日の気分で決めよう。
一度ホテルに戻って、友人知人に絵葉書を書いた。
ちょっと遅い暑中見舞いになるので、財布に入れてある住所録のコピーを見ながら、10枚程度を書く。
それを、郵便局へ持っていって、切手を買って、貼って、送った。
大理の空から小雨が降ってきたがすぐにまた止んだ。
気になっていた塔を見に、大理古城の店で買った地図を手にして、歩き出す。
僕が向かうのは「崇聖寺三塔」だが、実はそこまで歩く気もない。
ちかくに「三塔倒影公園」というのがある。
この公園から三つの塔を眺められるようなので、とにかく、公園まで歩いてみよう。

【三塔倒影公園の入り口】
三塔倒影公園は、一度きれいに整備されて、それから少し放ってある感じ。
ちょっと薄汚れていた。
ちなみに、2002年夏の三塔倒影公園入場料は4元(60円)でした。

【池に映った塔を見るのがいいわけでね】
入場料を払って公園へ入り、三塔の写真を撮る。
この公園の池に映る三塔の影を見るのが素晴らしいということになっているようだ。

【この景色はいいが、塔の近くの建物が興ざめかもね】
ほとんど人のいない公園でぼんやりしていたら、どやどやっと観光客が入ってきた。
日本語が聞こえるので、話しかける。
日本からの団体ツアーで、ペー族の民族衣装を着た女の子が案内係として一緒にいた。
もちろん一緒に写真を撮ってもらう。
彼らは、これからバスで崇聖寺三塔へ向かうそうだ。
僕は正直、塔を公園から見ただけで満足なのだが、そういう話を聞くと、なんとなくたらたら歩いて崇聖寺へと向かう。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20081002#p4
(「世界旅行者・海外説教旅」043a)