「援助交際国家論」その2
《援助交際の保護育成をはかろう》
さて、前回、正しい(必ずやらせてくれる)援助交際ならば誰も反対はしないが、女子高生が援助交際に熱中しお金を持ちすぎた結果として生活が乱れたり、性感染症が増加したり、また麻薬や、それに伴って暴力団が関係してくる、などの問題点も存在することを精密に論証した。
これらの問題はもちろん個別の解決が急がれなければならないが、しかし、もっと根本的な援助交際の社会的位置付けをしておく必要がある。
援助交際の気運が国民的に盛り上がっている現在、これを利用して、国家のあり方を根本的に考え直してみてはどうだろう。僕は、援助交際をもっと大きな視野で眺めて、援助交際を利用して、日本国民全体がどうしたらもっと幸せになれるか、と考えたらいいのじゃないかと思う。
国家とは国民が幸せになるようにとみんなが契約して作った一つの幻想にすぎない。
社会構造は国民の望むように決定できなければならないし、それが本来のあり方だ。
国家のあり方は、いくらでも大胆に考えられるのだ。僕は自分のポコチンを眺める度に心の底から思うのだが、幸せに生きるとは、十分な衣食住環境の他に、十分なSEXが保証されるのが最低条件じゃないだろうか。
国民が「ベルサーチを着て、朝昼晩とステーキとワインの食事をして、都心の豪華マンション住まいをしていても、毎日オナニーをしてるだけ」では、決して幸福に生きているとは言えないだろう(ま、こういう金持ちは六本木のホステスさんが相手してくれるけどね)。
SEXを強く求める国民が新宿歌舞伎町の暴力バーで暴利をむさぼられ(結局SEX出来ないまま)殴られ、裸で道路に放置されている現状は見るに耐えないものがある。
国家とはまず第一に国民が本当に求めているものを与えなければいけないのではないか?
つまり、国家は国民が最低必要とするSEXを与える義務があるんじゃないだろうか?ここで「世界旅行者」は援助交際の問題点を一挙に解決する手段として、援助交際を国家管理にするという議論を提示する。
援助交際を国家システムの中に組み込むことで、国家をより優しい、楽しい、安全なものとするのだ。援助交際が国家管理されると、麻薬使用や暴力団の関与は完全に排除される。
性感染症の検査及び治療を国が強制的に無料で行う(これは新しく「援交保険」を作ることも考えられる)ことにすれば、女子高生は安心して援助交際に励むことが出来る(それでも病気になった場合は国家が補償する)。援助交際の料金は公的機関によって決めることとし、日本国民が誰でも安心して平等に交際が出来るシステムを作る。
女子高生の所得は課税対象となるから、国の保護と支援により援助交際を活性化させ活発化すれば、国家の税収も大幅に増加し、財政赤字の解消に役立つ。女子高生は様々なものにお金を使う巨大な購買力を持っているので、国内の消費が伸び、産業界は再び成長が期待できる。
女子高生の無駄使いを防ぐためには、女子高生の援助交際による所得が一定額を越えた場合、強制的に郵便貯金に積み立てて、女子高生の将来に役立てることとする(利息の一部をAIDS研究にまわすことも検討されるべきであろう)。また、援助交際でその人柄が認められた場合は特別な就職枠で採用することも公的に認める(これを「援交採用」という)。
女子高生はいつまでも女子高生ではいられないのだから、大人になった場合のことも考えておくことが必要だ。さらにもう一つこれに関連して、援助交際の料金を全日本国民が誰にでも利用できるレベルまで引き下げる(みなさんの拍手が聞こえますよ)ことを国に特に強く要望しておきたい。
女子高生の場合は勉強時間も必要だし、もちろん両親も心配するので外泊は出来ない。
でも、放課後にちょっと2時間で3万円(これは信頼できる情報筋からの報告だが)というのは、世界的に見ても高すぎるんじゃないか。これだと頑張ればお父さんよりもうんとお金が儲かってしまう。
お父さんはもちろん別にどこかで援助交際の女の子と付き合うわけだから、ますますお金がなくなってしまう。これではお父さんが可哀想だ。
僕が入手した情報ではサンフランシスコのストリートガールはかなりの美人でも一発150ドルだったとか(部屋代込み)。女子高生はもともとSEXに興味があって「好きで」援助交際するのだから、お金はもっと安くてもいいはず。
女の子はみんなキラキラしたものが好きなので、ビー玉やビーズ、貝殻、きれいな小石を渡しても喜ぶのではないだろうか。こうして援助交際を国家管理にすれば、援助交際の問題点はすべて解消され、日本はさらなる経済成長を達成し、日本国民は等しく平等に安価に援助交際を楽しむことが可能となり、しかもそれは女子高生の将来にも役立つ。
さらに、これは現代日本の抱える社会問題のほとんどを解決することが出来るのだ。
(援助交際国家論・その2)
kenichiro.nishimoto(c)1997
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