カトマンドゥ空港で、フランス人と一緒に行こうか迷い、「他にも日本人が居る」というホテルへ行ったが、もちろんウソだった。@カトマンドゥ/ネパール
ダッカを遅れて飛び立ったバングラデシュ航空機は、無事にカトマンドゥ空港へ到着。
かなり遅れたので、到着は夕方の日暮れちょっと前くらいになった。
降りるときに機内を見たが、やはり、日本人は僕一人のようだ。
日本人旅行者どころか、旅行者という雰囲気の人が少なく、普通の地元の人が多いようだね。
バングラデシュ航空でわざわざダッカへ一泊して、ネパールへ行くというのは、普通のルートじゃないから。
ダッカで一泊というのでは、ムダに時間がかかるし。
だいたいこの航空券は、僕が考えて買ったものではない。
その頃ひいきにしていた銀座の旅行代理店に頼んで、このインド旅行の航空券をまとめて組み合わせてもらったんだ。
バンコクからカトマンドゥの間に、ダッカに寄ることまでは知っていた。
が、正直言って、一泊するとは当日まで気がつかなかった(笑)。
でも思いがけなく、バングラデシュを歩いて、バングラデシュを僕の旅行国リストに加えられた。
昨日は、インド旅行をする多くの日本人と出会って、心強かった。
さて、世界中どこでも、先進国を除いて、バックパッカーが行くような国では、入国のときは、旅行者同士助け合うのが原則。
細かい手続きやなんかで、迷うこともあるしね。
もちろん、一緒に行動したほうが、安全だ。
だから、ネパール入国でも、誰かバックパッカーを見つけて、助け合おうとは考えている。
問題は、バックパッカーがいない雰囲気なんだよなー(涙)。
でもまず、入国手続きをしなければ。
ネパール入国にはいまも昔もビザが必要。
ただ、いまも昔も、ネパールのビザは、陸路国境でも空港でも、簡単にその場で取れる。
でも僕は、東京のネパール大使館へわざわざ行って、自分でビザを取っていた。
これは、「ビザを取るのも旅の一部として、楽しめるもの」だから。
もちろんインドビザは、九段のインド大使館へ自分で行って、ビザを取っていた。
僕にとってもインド旅行というのは、人生の一大目的でもあったから、ビザを取るのも楽しみだったよ。
入国手続きは簡単に終わる。
あとは、ネパール通貨の「ルピー」に両替をして、空港から町への交通費と、今夜のホテル代を確保する。
さてここで考えることがある。
普通は、空港から町まで、バスなどがあればそれに乗る。
でも、ネパールの首都カトマンドゥでは、空港から町までの公共交通機関はなかった。
とすれば、タクシーで行けばいいだけだが、どこへ行ったらいいか、わからない。
ホテルも決まってないんだからね。
ちょっと困って、ロビーで立ちすくんでいると、同じように迷っている雰囲気の白人を発見。
声をかけてみると、フランス人の若者で、一人旅だそうだ。
そして、他には、旅行者らしい人はいない。
こういうときは、バックパッカー同士は、協力し合うのが原則。
バリ島に行ったときは、空港で、バリ島をよく知っている欧米人旅行者と知り合って、タクシーに相乗りして、ホテルも紹介してもらった。
ただ、僕もフランス人もネパールは初めてだ。
2人とも頼りないね(笑)。
すると、ネパール人の客引きが僕に声をかけてきた。
ホテルの客引きで、泊まるならば、空港からホテルまでの車代は無料だという。
そして、「他の日本人も泊まってます」と言う。
僕は、この言葉は信じなかった。
日本人は、常に、他の日本人旅行者を求めているものなので、「日本人が泊まっている」と言えば、着いていくものなのだ。
でも、客引きの言葉が、ウソでもホントでもかまわない。
今夜の宿さえ決まれば、あとは明日考えればいいだけだ。
客引きの話に乗ることにした。
フランス人は、彼のガイドブックにあるホテルに、行くらしい。
彼とは、これからあとも、カトマンドゥの町を歩いていたら、よく出会うことになる。
カトマンドゥの特にツーリストエリアというのは、結構狭いので、一度話をした旅行者同士が、ばったり再会するのは珍しくないようだね。
客引きの車に乗ったころは、丁度夕暮れ時で、だんだん暗くなっていく。
ホテルは、思ったよりもきれいだったが、それなりのところだ。
というのが、僕はこのインド旅行まで、結構お金のかかる旅をしてきた。
数年前に、ビルマへ旅したときも、ラングーンの空港からタクシーで、「インヤレイクホテル」へ行った。
ところがこのホテルが、大きくてちゃんとしたホテルの割りに、安かったんだよ。
一泊シングルで、20ドルか25ドルだったと思う。
これがいままで僕が泊まった一番安いホテルだった。
ところが、カトマンドゥのホテルは、いわゆるバックパッカー宿で、ランクは、中の上という感じ。
ベッドはちゃんとしてたが、トイレとシャワーはどうだったのかな、覚えてない。
まあ、寝るには十分のところでした。
受付で、近くの食堂を聞いて、夕食を取りビールを飲んだ。
これが僕の本格的な、バックパッカー旅になる。
このレベルのホテルに泊まっていくなら、ちっとも恐れることはない。
皆さんが興味があるのはおそらく、ホテルの値段でしょうが、控えてない。
というか、この時代は、もともと値段を気にしてなかったんだよ。
今朝までは、日本人バックパッカー集団と、ワイワイやってて楽しかった。
カトマンドゥに来ると、とたんに、日本人がいなくなった(涙)。
ホテルで、「日本人は居る?」と聞いたが、予想通り、「チェックアウトしていまは居ない」というあっさりした返事。
まあ、もともと期待してはなかったんだけどさ。
やはり、ちょっと寂しいものだね(涙)。
僕より前に来た日本人旅行者がいれば、いろいろ情報が聞けたのにね。
旅の情報というのは、旅行者から聞くのが一番頼りになるんだ。
ウソをついてるかどうかくらい、話し方でわかるし。
まあ、欲しい情報とはいっても、いま一番気になってるのは、ネパールからインドへの行き方なんだけどね。
町を歩いてれば、インドから来た旅行者くらいには会えるでしょう。
明日は、とにかく、カトマンドゥの観光名所を歩きますか。
でもとにかく、ネパールに無事着いて、宿に泊まれば、それで大成功。
明日は明日の風が吹きます。