ダカールの郵便局前のキオスクで@セネガル/西アフリカ

【写真】ダカールの郵便局前のキオスクで
世界旅行者のみど先生は、新しい町では、必ず絵葉書を出すことにしている。
JICAのオフィスへ行った後、ダカールでも郵便局へ歩いていった。

郵便局前のキオスクで、絵葉書を買う。
旧フランス領だけあって、絵葉書の写真もなかなか洒落ている。

選ぶのに、ちょっと迷ったよ。
迷った時のポイントはね、いいと思った絵葉書は全部買ってしまうこと。

また、気に入った絵葉書は何枚も同じものを買うのが大事です。
絵葉書はたいした荷物にもならないし、日本に戻ったらゼッタイに入手できないからね。

絵葉書を入手したら、当然、郵便局で切手を買う。
これから絵葉書を書いて、とっとと出してしまうつもりだ。

ここで旅の素人さんは、「絵葉書を書いた後で切手を買えばいいじゃないか」と思うだろう。
ところがすっとこどっこい、それがダメなんだよ。

というのは、国によってはきれいな記念切手はかなり大きかったりするもの。
また、親切心から(かどうかわからないが?)何枚にも分けて、切手を売ってくれることもよくある。
切手の枚数が多かったり、一枚の切手が大きかったりすると、絵葉書にあて先を書いた後で、切手を貼ってみると、あて先が隠れてしまう(涙)。
すると切手で隠れてしまった宛名の一部分を、横に書き足すことになる。
それはそれで、面白くないことはないんだが、絵葉書が汚くなるよ。
これはよくあるんだ。
だいたい絵葉書なんて、書いてある内容は適当でいい。
絵葉書の写真と海外のきれいな(奇妙な)切手があるだけで、意味があるものだからね。
書く内容は、「何年何月何日、どこどこにて、(サイン)」だけでいいんだ。

もちろん、みど先生は、絵葉書は自分へ送る。
僕の場合は、自分へ絵葉書を送るのがメインで、ついでに友達にも送るって感じだ。

例えば、中南米を陸路でズズーッと移動している時、新しい町に着くたびに友達に絵葉書を書いていたら、ウザッタがられるに決まっている。
絵葉書なんて、友達からは多くても一年に1枚か2枚程度来るから、うれしいってわけでね。
あまりしつこい絵葉書は嫌われるんだ。

大切だから繰り返して注意をしておくが、絵葉書とは、きれいな写真と興味深い切手を現地から送って、「自分はここへ行ったんだよなー」と感動するためにあるわけだ。

だから、「海外で絵葉書を書くときは、切手を貼ったあとで、あて先を書く」
これがポイントなんだよ(はいはい、メモった、メモった!)。

郵便局を出て、絵葉書を買ったキオスクを見ると、ほとんどはフランス語の新聞雑誌だ。
その中に、有名な国際英字新聞「International Herald Tribune」を見つけて、すんなり購入する。

青年海外協力隊の男女カップルが、「世界旅行者さーん♪」と、声をかけてきた。
「今朝、世界旅行者先生をJICAのオフィスで見ましたよ」と話が弾む。

協力隊の男性から「マリ航空は切符が安いが、友人が乗ろうとしたら4回もフライトキャンセルになった」との情報をゲット。
つまりマリ航空は当てにならない(このマリ航空の不思議さは、さらに具体的に証明されることになるので、お楽しみにね)。
しかし、トンブクトゥへ飛ぶためにはマリ航空に乗らなければならないわけで、そこが僕の砂漠での遭難につながるんだけどね。
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翌日、昨日書いた絵葉書を送りに郵便局へ行くと、後ろから「西本さーん!」と声がかかる。
しかも色っぽい女性の声だ。
昨日は、JICAのオフィスで名前も売ったし、もう世界旅行者ダカール到着のニュースが、西アフリカ中に広まったのか?
それとも一緒にホテルまで行った美人女子大生さんと再会したのか?

声をかけられて振り向くと、二人の日本美人が僕を見てニコニコとしている。
でも誰だっけ?
僕は、世界中で数限りない出会いをしているので僕を知っている人は山ほどいる。
また僕の著書にも自分の写真をたくさん掲載しているので、旅好きの日本人ならばほとんど僕の顔を覚えているだろう。
ただ僕の特徴というか個性は、他人のことがほとんど気にならないので、人の顔をすぐに忘れてしまうのだ。
しかし今回はすぐに思い出した。
モスクワからの飛行機でいろいろ話をしたNGOの美人人妻さんたちだ。
二人ともダカールには何度も来ていて、町の様子には詳しい。

そばのカフェ「Bar Ponty」で、自分はセネガルのビール「FLAG」の小瓶(ここでは900フランと高い)を飲み、人妻さんにはカフェオレをおごってあげる。
そして、ダカールのいろんな話をしてネタをたくさん仕入れる。

セネガル人男性とセックスして日本から全財産を持ってきて取られてしまった日本女性の話、セネガル人男性が大好きでセネガルに居着いてしまった日本女性の話、振られても振られてもセネガル人男性と付き合いたい日本女性の話。
これだけでも一冊エロ本が書けるくらいだ。

【写真】セネガルの郵便局前のキオスクで
【旅行哲学】世界旅行者はどこへ行っても、すぐに人気者になる。

この話は、世界旅行者の第三弾「大人の海外個人旅行」「西アフリカ旅行記」にあります。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070115