je pense 33
pensee32 pensee34
2006/08/15 日本のメディアだけが騒いでいる「小泉首相靖国参拝」
朝から、テレビ局はわいわいがやがやと、小泉首相の靖国参拝報道でうるさいなー。
そんなもの、日本のメディア以外は、誰も気にしてないよ。

もともと、靖国神社なんか世界中の誰も知らない。
誰がいつお参りしようと気にしてる人はいない。

というか、世界中の人は日本のことなんか何にも気にしてない。
海外では日本の話題はほとんど存在しない。

気にしているのは、世界から相手にされていない(涙)、自意識過剰の日本のメディアだけだ。
韓国や中国政府も、日本のメディアにあおられて、調子に乗って文句を言ってるだけ。
実際は、日本の馬鹿メディア以外、誰も靖国神社参拝なんか気にしてない。

小泉首相の会見も、ほとんどは日本のメディア批判だったよ。
いいこと言ってたよ。

小泉首相は、こういうときにはっきりとものを言うので、人気があるんだろうな。
メディアは、小泉首相の単純明快な論理に、完全に負けている。

だいたい、大東亜戦争をあおって、国民に嘘を吹き込んで、戦争に向かわせた張本人は、朝日新聞を始めとする日本のメディアじゃないか。
戦争責任を取っていさぎよく新聞社を解散したりせずに、何の反省もなく、すぐに軍国主義賛美からマッカーサー崇拝へ切り替えて、ずうずうしく戦争批判をやるのがおかしい。

中国政府や韓国政府は、朝日新聞などの戦争をあおった新聞社の大東亜戦争に対しての責任を追及し、新聞の解散を求めるのがスジだよ(笑)。

でも、とにかく、何の問題もない靖国参拝を大事件に膨らませたのは、日本のメディアの責任だ。
一般日本国民は、本当は、なぜメディアが騒ぐのかわからない。

僕はわかるけどね(笑)。
メディアが事件をでっち上げているだけなんだよ。

何か問題がおきないと、新聞が売れないし、テレビも視聴率が上がらないからね。
日本のメディアがやってることは、戦前も戦後もいまも、ただの「金儲け」だけなんだよ。

ところで、東条英機は戦争犯罪人だ。
それ以前に、日本が米国に負けた責任者だ。

だから、日本国民自体が自主的に、東条英機を始めとする軍首脳を裁判して、責任を追及して、絞首刑にすべきだった。
日本国民はその基本的なこともできていない。

日本国民は、戦争の後始末をつけていないんだ。
そのくせ「東京裁判史観は間違っている」などとよく言えたものだ。
東京裁判を否定するならば、それにかわる、日本国民による裁判が必要だった。

日本の支配階級は、負ける戦争を始めて、国民を殺しつくしたくせに、責任を取ってない。
しかし、メディアは責任者の追求ができない。

だって、その戦争責任者とは、メディア自体なんだから(笑)。
朝日新聞は、自分自身を追及できない。

小泉首相の靖国参拝を非難する前に、朝日新聞社の戦争責任の記事でも書いたらどうだ。
もちろん、そんなことは無理だよ。

日本という国は、誰も責任を取らずに、だらだらとその場その場の流行に乗って、ただ流されていくだけなんだからね(涙)。

それから、東条英機の孫、東条由布子は、見苦しいからテレビに出るな。
祖父の戦争犯罪の罪の重さを少しでも考えるならば、戦争犠牲者のために静かに祈っていることだ。

靖国神社は日本のために戦って戦争で死んだ兵士を祀るところ。
だから、東条英機のように戦争犯罪人を合祀するのは誤りだ。
とっとと、リストからはずせばいい。

東条英機は「戦陣訓」で「生きて虜囚の辱を受けず」と説教し、多くの兵士を死に追い込んだ。
しかし、自殺をはかったときも、確実に死ねる頭を撃たず、胸を撃って格好だけつけて、なんとか生き延びようとした、薄汚い卑怯者だ。

「東条の腰巾着」と呼ばれた冨永恭次(富永恭次)と同じく、いざというときには逃げ出す、口先だけのサイテー男。
でも、日本のメディアの恥知らずは、それにも勝るかもしれないけどね(涙)。

注:東条英機の自殺未遂について

■A級戦犯逮捕による世論の動向を調査した京都府警察部特高課の報告(「東条元首相ノ自決並戦争犯罪人氏名発表ニ対スル反響」)よると、
 「1,東条元首相ノ自殺ヲ図リタルコトニ付テハ、『死ニ遅レタ現在ニ於テハ戦争ノ最高責任者トシテ男ラシク裁判ニカヽリ大東亜戦争ヲ開始セザルヲ得ナカツタ理由ヲ堂々ト闡明シタル上、其責任ヲ負フベキデアツタ』トナシ、又、米兵ニ連行ヲ求メラレテ初メテ自殺ヲ図リタルハ生ヲ盗ミオリタルモノト見ルノ外ナク、然モ死ニ切レナカツタ事等詢ニ醜態ナリトシ同情的言動認メラレズ」

と多くの世論が東條に冷たい視線をおくるだけであった。

山田風太郎も「卑怯といわれようが、奸臣といわれようが国を誤まったといわれようが、文字通り自分を乱臣賊子として国家と国民を救う意志であったならそれでよい。それならしかしなぜ自殺しようとしたのか。死に損なったのち、なぜ敵将に自分の刀など贈ったのか。『生きて虜囚の辱しめを受けることなかれ』と戦陣訓を出したのは誰であったか。今、彼らはただ黙して死ねばいいのだ。」 「なぜ東条大将は、阿南陸相のごとくいさぎよくあの夜に死ななかったのか。なぜ東条大将は阿南陸相のごとく日本刀を用いなかったのか。逮捕状が出ることは明々白々なのに、今までみれんげに生きていて、外国人のようにピストルを使って、そして死に損っている。日本人は苦い笑いを浮かべずにはいられない」と手厳しく批判している。

当時の日本人の多くが同じ感想を持った。

2006/08/30 世界旅行者には「海外旅行評論家」の肩書きもあります。
東京新聞特報部の記者さん、昨日、東京新聞が届きました。
残念ながら、僕のコメントは掲載されなかったようです。
ひょっとすると「世界旅行者」という肩書きが、新聞としては使いにくかったかもしれませんね。
週刊文春の記事になった時も、「世界旅行者」という肩書きは(なぜか)使われませんでした。

そこで、新聞雑誌にコメントする時のために、もっと一般に受け入れられやすい「海外旅行評論家」という肩書きを作りました。
これで安心してコメントを使えますから、これに懲りずに、ご連絡ください。
東京新聞社から、記事の載った新聞が届いたことや、コメント料の銀行振り込みのお礼をいちいち連絡するのは、ご迷惑だと思います。
そこで(いつも僕のブログを楽しみに読んでらっしゃるようなので)ここに、報告しておきます。

他のメディアの方々も、世界旅行者は「海外旅行評論家」としてメディア露出可能ですので、ご連絡ください。
また雑誌にエッセイを連載していたので「旅行ジャーナリスト」も大丈夫だし、本を5冊書いているので「旅行作家」でも問題ありません。

テレビラジオなんかだと、「世界旅行者」のほうが面白いかもしれません(笑)。
文化放送の「吉田照美のやる気MANMAN」に出演した時は、「世界旅行者」でしたけどね。
2006/09/13 世界旅行者の雑誌批評:「KING」はすぐに休刊(廃刊)になる。
実は今朝もコンビニに行って、なぜか一日早く出ていた週刊文春と週刊新潮を読んでみたが、全く面白くなかった。
どちらも皇室問題が書いてあるが、そんなのもわざわざ金を出してまで読むような価値はない。
もともと2ちゃんねるの受け売りなんだから(涙)。

で、そのときにイヤに分厚い雑誌を見つけた。
それが講談社の「KING(キング)」だ。

どうやら創刊号らしい。
立ち読みしてみた世界旅行者の感想は、「広告がメチャ多い割りに中身すっからかんで、こんなの買うやつはいない!」ってこと。

ほとんどがご祝儀広告だから、そのまま無料にすればもらってもいいけどね。
金を出してまでこんな雑誌を買おうなんて思わない。

リリー・フランキーはこの雑誌について、「7冊目が存続の山」と言ったようだ。
が、僕の予想では、今年一杯持たないよ(笑)。

それ以前に、創刊号で終わってるんじゃないのかな(笑)。
ただぱらぱらとめくっただけだが、読む気になるような記事が一つもなかったからね。

正直、雑誌というメディアのあり方は、もう終わっているんだよ。
雑誌で成立するのは、きれいな女の子のヌード写真を乗せている場合だけ。

それ以外、存在価値がないもの。
基本的なところで大きな勘違いをしているようなので、この雑誌、考え直した方がいいです(笑)。

ま、僕のコラムでも連載してあればなんとかなるかもしれないけどね。
2006/09/14 「mixi」人気は幻想なので、間違いなく失敗する。
mixiが上場して、初値が付かないくらいの人気らしい。
ただもちろん、mixiはバブルで、実質はない。

僕は何度も書いているが、「mixiの実際の会員数は公称よりも極端に少ない」だろう。
ニュースによると公称500万人を超えているようだが、実際は100万人程度ではないか。

しかも、こういう無料のサービスは、登録だけして全く使わない人がほとんどだ。
僕は海外旅行関連のコミュニティをチェックしているが、何万という名目上の会員がいながら、書いているのはほんの10人程度だ。
実際に活動しているのは数万人程度だと考えられる。
つまり、中身はスカスカだよ。

また、書き込みの内容を見ても、レベルが低い。
ということは、mixiの会員の知的レベルも低い。
さらに、「若い女性が多い」というのも、大嘘だ(笑)。

mixiが他のSNSよりも多くの会員数を集めた根本原因は、ウェブメールでも新しいIDを簡単に作ることができたから。
早い話、1人の参加者がいくつもIDを持っているから、mixiの会員数が表面的に膨らんでいるだけ。

例えば、別のSNSのGREEでは、ウェブメールでIDが持てないので、嘘がつきにくく、会員数が増えなかった。
mixiの会員が増えたのは、嘘つきが多いという証明なんだ(笑)。

mixiでは、1人の人間が、簡単にいくつものIDを持つことができる。
そして、ありふれたおばさんやおじさんではマイミク(mixiの中での友達)が増えない。

すると、みんなが「若い女性」のふりをしだす、ってわけね(笑)。
だから、「mixiの参加者には若い女性が多い」という幻想が生まれた。

ところで、歴史にはなにも新しいものはなく、すべては過去の繰り返しだ。
過去を振り返ってみると、同じことがあったのを思い出す。

この流れは、昔人気だったパソコン通信のニフティサーブと一緒なんだよ。
ニフティサーブでも、最初は、ほとんどの人がハンドルネームとは別に、登録した本名がわかるように設定していた。

パソコン通信の初期は、実際は本名で通信をしていたようなものなのだ。
本名(それとだいたいの住所)を明らかにしていないと、信用されなかったからね。

ところが、本名でメールアドレスを持っているのだから、いたずらメールの問題などが起きてくる。
そこで、だんだん本名を隠すようになっていった。

本名を隠すのが普通になっていくと、今度は、お茶目な人たちが、1人でいくつもIDを取って、1人芝居を始めた。
初期のニフティサーブでは、書き込みがほとんどなかったので、一人で何役もやれば、簡単に人気者になれた(詳しく言うと議論=ケンカに勝てた)からね。

そのころのパソコン通信は従量制で、通信費用が馬鹿高かった。
それでも、かなりのお金を使って、いくつもIDを取って、一人で何役もやったりしていたんだ。
男性なのに女性のふりをして、書き込んで、それに引っかかったメールが来るのを楽しんでいた人たちもいたよ(笑)。

そうやって、本当の参加者は増えてないが、IDの数だけは増えていく。
その初期のパソコン通信の流れと、現在人気の(だといわれている)mixiの状況は、全く一緒だ。

ちょっと考えてみればわかるが、パソコン通信の時代から、日本人は変わっていない。
昔から、興味の持てるようなステキな日本人なんて、日本の現実生活には存在しなかった。
いまも、日本人は退屈で話の面白くない連中ばかりだ。

ということはだね、現実生活に面白そうな人間がいない以上、ネットの中にも変わったやつはいないんだよ(涙)。
「インターネットはもともと、幻想」なんだ。

mixiでかわいい女性の写真があって、「20歳の女の子で、海外の大学に通っていまーす♪」と自己紹介があっても、もちろんそれは、90歳のおじいさんがひ孫のコンピューターを使って書き込んでいるのかもしれない。
きれいな女性の顔写真を使ってある場合は、僕は確信するが、99パーセントは嘘だ。

mixiは友人からの紹介がなければ入れないタテマエ。
だが、そんなもの、会員数が増えていけば、誰でも入れるに決まってる。

mixiの現在の公称会員数が570万人だが、これが増えて、1億人になったら、紹介の意味がないだろう。
つまり、ねずみ講といっしょで、会員が増えたら存在意義がなくなるってわけ。
誰でも参加できるところに、信用なんてもともと存在するはずがない。

その上、前にも書いたように、自分でいくらでもIDを取れて、どんなキャラクターでも無料で増やせる。
最後にはmixiの会員数は、日本の総人口の何倍にでもなるだろうさ(笑)。

僕は、インターネットの書き込みや自己紹介を疑いの目で見る癖が付いている。
その僕がmixiを見ると、自己紹介は嘘だらけだよ。

mixiが流行している理由は、通信速度が上がって、通信料金が定額で使い放題になったのに、インターネットで他に見るところがない、ってことなんだ。

僕はこうして自分のブログを書いたり、また自分のサイトに海外個人旅行の話をまとめたりしている。
それは、自分のテーマ(海外個人旅行)について、一般に知らせたいことがたくさんあるから。

海外個人旅行の新しい流れについて常にアンテナを張っている。
また、数個の掲示板やニュースサイトをチェックして、興味のある記事を探すこともある。

もちろん、文章を書くときにインターネットで検索することも多い。
本を読んだり、テレビを見たり、して興味をもった事柄を常にインターネットで確認している。

それでも、インターネットはたいして面白くないんだ(笑)。
コンピューターを持って、インターネットに接続しても、正直、普通の人は全く面白くないはずだ。

しかしそこで、mixiというのに参加すれば、とにかく、なにか動きはあるわけだよ。
ただの暇つぶしなんだけれど、そこには同じような暇つぶしの人がいて、どうでもいい日記を書いていたりする。

その日記の内容は凡庸で退屈で、あくびが出るようなものだから誰も読まない。
誰も読まなくても、mixiの中では、その動きがわかるんだよ。

コンピューターでインターネットに接続できる状況があれば、メールチェックのために毎日一度は立ち上げる人が多いだろう。
すると、何も面白いことがないのでmixiを読んでみるってことは、あるだろうね。

でもそれは、積極的にmixiに参加しているとか、mixiがおもしろい、ってことにはならないんだよ。
このmixiは、だから、中身のない空虚なものだ。

パソコン通信から知っている人には、当然の話。
だが、日本のメディアは不勉強な人が多いので、世界旅行者が改めて、わかりきったことを指摘しておきました。

まったり掲示板には「mixiについて考えてみよう♪」というトピックもありますから、なにか意見のある人は書き込んでください。
2006/11/15 「硫黄島からの手紙」ワールドプレミアムを見てきました…。

【写真】世界旅行者@武道館(2006/11/15)
「硫黄島からの手紙」ワールドプレミアムを見てきました…。
普通だったら(日本の戦争映画だったら)ゼッタイにお涙頂戴映画にするのに、それを涙を流させずに感動させたのがすごい。

涙を流させる映画は、安っぽいなと、感じました。
この映画は、見る人を選ぶ。

日本にありふれている、何を見ても、安易に「感動をありがとう!」などという知的レベルの低い人が見ても、何もわからない。
実はこの映画は、戦争を描いているのではない。

ま、「硫黄島2部作が、実は戦争を描いているのではない」とわかるのは、僕くらいのものだろうね(笑)。
これは本当にすごい「☆☆☆☆☆」の、いい映画です。

ただ、頭の悪い、安っぽい日本人は、必ず「時代考証が」とか「あのシーンはおかしい」とか言うんだよなー(涙)。
それから、舞台挨拶の日本の役者は、とにかくスピーチが下手。

だらだら話していて、中身がなくて、オチもない。
スピーチとは、どれだけ深いことを、短くピシッと決めるかどうかで価値が決まるんだけど。

日本人の役者は、渡辺謙(彼はかなりまともだったが)を含めて、全員スピーチが、ダメだ。
何も考えてきてないのが哀しいね。

ただ逆に、一般日本人も、気の利いたスピーチを受け入れる用意ができていない。
スピーチを聞く日本人もダメなんだよ。

ステキなスピーチを言わせるには、それを受け入れる環境が必要だ。
日本人俳優諸君のスピーチ下手に比べて、さすがアメリカ人は、きちんと決めるところを決めていた。

しかもスピーチが短かった。

【旅行哲学】武道館って案外小さいね。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20061115