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2003/09/11 世界旅行者は「旧満州国感傷旅行」から戻ってきました♪
2003年9月1日から、日本人が短期(15日以内)で中国へ観光旅行に行く場合のビザが免除になりました。
すると、ビザ不要になった9月1日その日に中国へ短期旅行に出よう、なにがあっても9月1日に中国へ行くのが世界旅行者の責任だ、パスポートに9月1日の中国入国スタンプを押してもらわなければならない義務がある、と考えるのが世界旅行者です。
いくら旅をしていても、だらだら旅をしていては意味がないんですよね。
旅の中で、一つ一つきちんとそういう「芸」をしているから、世界旅行者は世界旅行者と呼ばれるってわけですね(笑)。
さらに、もう世界旅行者は、天津、北京から成都、ラサ、敦煌、そしてシルクロード、クンジュラブ峠という中国経由アジア横断のメインルート、上海から昆明、雲南省の町を巡って、河口からベトナムへという中国経由東南アジア黄金旅行ルートをたどっています。
すると残るところは、中国東北部、旧満州、ということになります。
もちろん僕は、日本の満州侵略、中国侵略、そして太平洋戦争という日本の戦争問題については、膨大な量の本を読み、長年考え続けていました。
ですから、いわゆる「日中15年戦争」の始まり、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件(1931年9月18日)の起こった奉天、つまり現在の瀋陽や、満州国の首都であった新京(長春)、ロシアの満州政策の起点となったハルピン(哈爾濱)、遼東半島の突端にあり、満鉄の満州資源収奪基地であった大連、乃木将軍の第三軍による日露戦争の旅順攻略戦の203高地などの戦跡は、絶対に見なければいけないものです。
ただ、僕にとっては興味のある場所であっても、普通は、中国東北地方というのは、日本の中国侵略に興味がない人が行っても、全く面白くないところなんだよね。
しかも、行く前にいろいろとガイドブックを読んだが、ここは、バックパッカー向けのところではない。
観光資源が満州国関連以外のものがない上に、安く泊まれるところがないんだよね(涙)。
で、旧満州国のホテルといえば、日本人経営の「大和ホテル」だよ。
現在は、大連が「大連賓館」、瀋陽が「遼寧賓館」、長春が「春誼賓館」、ハルピンが「龍門大廈」と名前を変えて今も営業をしていて、その建物はある程度(一部または全部)保存されているという。
しかも、大連賓館は、スピルバーグの「ラストエンペラー」の撮影でも使われたという名所だ。
ということは、どうせバックパッカー宿がないのなら、思い切って「全部昔の大和ホテルに宿泊する」のも、また話のネタになるしね。
これをネタに、大和ホテルの比較検討をしながら、さらに「海外旅行に本当に適したホテル論」を書くのも面白いだろうからね。
また、移動にはもちろん、鉄道、旧満鉄の路線を使わなければ話にならない。
鉄道の切符はもちろん、自分自身で駅へ足を運んで、自分で購入しよう。
こうして、満鉄に乗り、大和ホテルに泊まり、満州国を訪れる、世界旅行者の「旧満州感傷旅行」が始まるってわけだね。
2003/09/11 文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」を買うならば、手に入るうち、お早めにどうぞ♪
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」は奥付には、発行日が「9月8日」と書いてありますが、実際は8月25日に発売されました(一部書店ではその前に売られたという噂も…)。
現在では、文庫も新書も雑誌のようなもので(涙)、次の本が出るまでの一ヶ月は書店で簡単に入手できますが、一ヶ月を過ぎると、とたんに書店から姿を消し、入手するのが難しくなります。
もちろん、インターネット書店では在庫がある限りすぐに購入できますが、自分で手に取って、購入しようと考えている人は、9月25日までにどうぞ。
本が書店から見えなくなった後で、僕に頼み込まれても、困ります。
ここにはっきりと書いておきます。
なお、売り切れている「これが正しい海外個人旅行」がどうしても欲しい人は、「みどくつFANくらぶ」に参加して、管理人のさとみちゃんにお願いすれば、特別に高価な値段で、譲ってもらえる可能性もありますから、努力してみてください。
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2003/09/14 若者の「冒険馬鹿旅行」を持ち上げる時代は完全に終わっている。
昨日、僕が「地球の歩き方」掲示板で知り合って、ちょっと興味を持った、70歳近くの人のところへ行ってきた。
この人は、60歳を過ぎてから本格的に海外旅行を始めたというすごい人で、世界一周の船旅(もちろんピースボートではない)も、南極旅行もしている。
これからも、さらに、中南米を縦断するついでに、鉄道に片っ端から乗りまくろうというプランなど、いろいろ話をしてくれた。
まあ、僕が「間違いだらけの海外個人旅行」で書いたように、本当に海外旅行しているのは仕事を引退した、金もあり、暇もある人たちなんだよね。
ということは、貧乏で知識も足りない、もともとなんの能力のない、世の中も知らない若者(馬鹿者)が世界のあちこちをちょっとうろちょろして「人との出会いに感動しました」なんて(涙)いう、今までの日本の旅行ジャーナリズムがでっち上げて、世間知らずの若者を騙してきた旅行記なんかは、これから存在できるはずがないんだよ。
つーことはだね、これからの「中高年、老年海外個人旅行の時代」に海外旅行の話を書けるのは、海外旅行も、セックスも、人生もすべてわかっている世界旅行者先生様しかいないじゃないか。
中途半端な私立大学程度をやっと卒業して、東南アジアでオチコボレていたことを自慢するしか能がない、東南アジア通の安ライター諸君(笑)は、オシマイだよ。
京都大学工学部を卒業して、一流会社に勤めて、それをやめて海外旅行に出た世界旅行者先生にかなうわけがないんだからさ。
しかも、世界旅行者先生は、語学能力もすごいし、セックスもすごい。
海外旅行に限らず、何についてでも、自由自在に書けるんだけどさ(笑)。
それなのに、なぜ、日本の旅行(に限らず、山ほどある)雑誌から連載コラムの依頼がないんだろう??
みんな、本当に馬鹿なのかな(涙)。
2003/09/15 世界旅行者が、住所も、電話番号も人に教えず、e-mailだけで連絡する理由(再確認)。
9月10日に中国大連から成田へ到着して、空港で銀行のATMを探してきょろきょろしていたら、「西本さーん♪」と声がかかった。
僕の名前を読んだのは30歳半ばの女性だが、さて誰だろうと、ちょっと首を傾げたら、「○○ですよ。10年ぶりですねー」と教えてくれた。
なんと、以前、語学関係の試験を受けたときにちょっと一緒だった女性だった。
彼女は、10年というが、僕の気持ちの中では、3、4年くらいしかたってなかったんだけれど、まあ、そういえばその程度の昔だ。
彼女は仕事中だったので、僕のe-mailアドレスだけが載っている「世界旅行者カエル名刺」を渡した。
すると、多分携帯電話からe-mailがあって、「電話番号や、携帯の番号を教えてください」とあって、もちろん彼女の家の電話番号と携帯番号が書いてあった。
で、僕は今朝、「僕は、電話を使わない生活なので、連絡はすべてe-mailでお願いね♪」と返事をした。
そういえば最近、「住所を教えてください、電話番号を教えて、携帯は何番ですか?」と、よく聞かれるんだけれど、僕はすべて断って教えていない。
そこを念のために説明しておきますね。
電話、携帯電話というものは、意味もなくだらだらと話をすることになって、時間の無駄だから、僕はほとんど電話を使わないんだ。
もちろん、必要なときは使うんだよ。
でも、まあ、電話ですぐに(リアルタイムで)直接話さなければならないような重大な用件なんて、ま、世の中にはめったに存在しないよ。
住所も、教えると手紙が来たり、はがきが来たり、ことによっては本人が尋ねてきてしまう。
だから、僕は、「旅先から絵葉書送るから」と言われても、現在は誰にも住所を教えない。
また、当然その逆に、住所や電話番号を教えられるのも断っている(教えてもらっても、特にメモしておくことはない)
相手の住所や電話番号を知っていると、なにかあったときに、こちらから連絡を取らなければならない。
でも、それって面倒じゃないかな(笑)。
最初から、住所も電話番号も知らなければ、連絡する必要もないし、いろいろ考えることもないんだから。
例えば、誰かと待ち合わせをする場合、携帯電話を持っていれば、確かに遅れたときなど便利だろうけれどさ。
でも、待ち合わせに遅れるような場合は、会わなければいいだけなんだしね(笑)。
連絡先を知っていると、連絡を取る義務が出てくるだけ面倒だよ。
例えば、海外個人旅行をしていて、誰かと知り合って、またどこかで待ち合わせをすることがあるとしよう。
わかりやすく言うと、ベトナムのハノイで知り合って、「何月何日にまたホーチミンシティのどこどこでで会おうよ」と約束をした場合なんかだね。
で、まあたまたまその待ち合わせ場所に行ったとして、相手がいなければ、それでオシマイだ。
「何か用事が出来て、こなかったんだから、自分で勝手に動こう!」と、すっきり気楽なものだ。
でも、ひょっとして、相手のホテルの名前や、電話番号や、(今では海外でも使える携帯電話もあるから)携帯の電話番号を知っていたら、一応連絡するかしないか、考えなければいけない。
それって、面倒だよね。
会えなかったら、それが運命なのだから、会う必要はないってことだ。
それで話はすっきりと終わるんだよ。
ところが、電話番号を知っていたら電話をかける可能性を考えなければならないし、住所を知っていたら郵便で連絡を取る可能性だって、考えなければならないだろう。
最初から知らなければ、何の悩みもないんだよ。
だから、人間というものは、出来るだけ、連絡が取れないようにしておいたほうが、いいんだね。
まあ僕の場合は、この僕のサイト「世界旅行者の部屋」自体が、僕の住所、居場所のようなものだ。
ここを見ていれば、僕が何を考えているか、元気かどうか、生きているかどうか、だいたいわかるし、サイトにはe-mailアドレスもちゃんとあって連絡もつくようになっている。
まあ人間なんてさ、そんなに互いに連絡を取る内容なんて持ってないんだよ。
あるとすれば、「いついつセックスしましょう」とかの、ダイレクトなセックス関連か、「テレビ(ラジオでも可)に出演してくれませんか」なんていう仕事の依頼くらいしかないんだからね。
そもそも僕が電話に出なくなったのは、中身もないのに、言いたいこともないのに、不必要に電話をしてくる人がいたりして、うんざりしたからなんだからさ。
というわけで、僕は最近出会った、身元の確かな女性にも、立派な男性にも、相手の名刺をもらっていたり、電話や携帯の番号を教えられても、自分の住所や電話番号は教えていない。
でもそれは、上に説明したような、僕のちゃんとした理由があるからなので、別に、相手が好きだ嫌いだというそんな感情的なものではないので、ご了承くださいね。
(ま、これは昔から、何回も書いていることなので、知ってる人はとっくに知ってるけどね)
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2003/09/17 「ローマ人が歩いた地中海(ROUTE 66 A.D.)」を読む。
「ローマ人が歩いた地中海(ROUTE 66 A.D.)」 
トニー・ペロテット(Tony Perrottet) 著
仁木めぐみ 訳
2900円
光文社

2003年7月30日 初版1刷発行
世界中を旅してきた著者は、恋人が妊娠して、これからは生活がガラッと変わることになるので、最後に行き残していたところ、ローマからギリシア、エジプトという大観光地を旅することにした。
がそのルートは、昔のローマ人もまた、同じように旅をしたところだった。
そこで、ローマ人の過去の旅と、現代の自分たちの旅を重ね合わせながら、ウンチク一杯詰め込んだ旅行記。
まあ、これだけラテン語も、ギリシア語も古典を読みこなして、旅行記を書くなどというのは、日本人には絶対に出来ないことだ。
しかし著者は、ニューヨークタイムズやエスクァイア、サンデータイムズ(ロンドン)などに旅の話を書いているという。
僕が昔から言い続けているのだが、旅というものは、人間の人生の一部として、非常に大切なものなんだよ。
だから、欧米では、一流新聞雑誌には、非常に知的な旅行エッセイ、旅行コラム、旅行記というものが必ず掲載されている。
そこのところが、まだ日本人にはよくわかってないんだね。
だから、馬鹿みたいな、若者の冒険旅行をいつまでもありがたがったり、世界一周自転車旅行を拝み奉る、馬鹿馬鹿しい話しか掲載できないわけだ。
でも、僕という本当に本物の、知的旅行作家、旅行ジャーナリストがここにいるのだから、頼みに来ればいいじゃないか(ねー)。
日本の新聞雑誌も、百年一日のような馬鹿記事ばかり載せてると、あっという間に見捨てられてしまうよ(笑)。
それはそれとして、この本を読んで興味深かったのは、ギリシアやエジプトというのは、ローマ時代から大観光地で、嘘つきガイドやいい加減なぼったくり宿、でっち上げた名所、大量生産の安っぽいお土産など、つまり、現代にあるようなものは、ローマ時代から存在したってことだよ。
つーことはだね、ぽっと出の日本人旅行者が、ギリシアやエジプトに行って、簡単に騙され、引っかかってしまうのは、仕方ないってことね。
だって、相手は、ローマ時代からずーっと観光客を騙して食ってきた連中なんだからさ。
さらにウンチクを一つ。
ギリシアのアクロポリスのパルテノン神殿の工事は、1970年代から途切れることなく続いていて、常に工事用の支柱に囲まれているそうだ。
実際僕が二回行ったときも、工事中で、とてもまともに写真が取れなかった。
ということは、観光パンフレットにあるパルテノン神殿写真というのは、修正して、支柱を消してあるってことじゃないかな。
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2003/09/19 文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」大人気、売り切れ店続出♪書店へ急げ!
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」は、日本全国の有名書店で大人気で、売り切れ続出という報告がファンから寄せられています。
まず、知的レベルの高い人ばかりが住む平塚の「サクラ書店」では、もちろん平積みになっていましたが、「もう売り切れて本がなくなってましたよー」というレポートがありました。
世界旅行者は謙虚なので、「どうかなー、売れなくて引き上げたんじゃないかなー(涙)」と、疑っていました。
すると昨日、「新宿駅MYCITYの6階の山下書店へ行ったら、みどさんの本がなかったので、店員さんに聞いたら、『その海外旅行の本は売り切れたので現在注文してます』だって♪」というe-mailが入りました。
発売日に行ってみたら、本が置いてなくてガクッとした、六本木の「あおい書店」で本を買ったという情報が入ったので、自分で行ってみたら、あおい書店にも平積みで置いてありました♪
現在、がんがん売れているようですが、先に書きましたように、現在では文庫、新書共に、出版した月が過ぎると、次の月の新刊に場所を譲ってすみっこに追いやられて見つけにくくなったり、在庫切れを起こしても注文しなかったりします。
ですから、どうせ購入するならば、まだ書店で簡単に見つかる、9月25日までに急いで買ってくださいねっ!
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」は、海外旅行のウンチクたっぷりで、海外旅行に少しでも興味を持つ人ならば、絶対に読んでおかないと仲間はずれにされるくらいの、すごいものです。
たった600円で、一生の話のネタができますから、安いものですね。
2003/09/21 「大人の海外個人旅行」がもうすぐ完売になりますから、購入を急いでください。
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」が大人気で、爆発的に売れていますが、その影響で、「大人の海外個人旅行」が品切れの恐れが出てきました。
一般の書店では見かけませんが、インターネットの楽天で注文するか、地方ならば、紀伊国屋書店で注文するのが一番手っ取り早いでしょう。
もちろん、普通の書店からも取り寄せを頼めば、時間はかかっても、売り切れてなければ、入手することは出来ると思いますよ。
  ← click →sos
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2003/09/24 「間違いだらけの海外個人旅行」を手にとって中身の素晴らしさを確認して購入する人は急いでください♪
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」が、全国有名書店で売れに売れているという報告が、次々と舞い込んでます。
次は、今朝飛び込んできた、Rくんからのe-mailです。
>>世界旅行者様
>>福岡特派員のRから ご報告申し上げます。
>>9月23日 福岡天神で最大の本屋(恐らく九州で最大) ジュンク堂の新刊コーナーに 文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」が山積みになってました!
>>次の本楽しみにしています!
>> チョー30カ国 R
このように、世界旅行者の本は、いまでは地方でも、大手書店ならば確実に手に入るようです。
「間違いだらけの海外個人旅行」の影響で、「大人の海外個人旅行」も売れていますが、楽天では、このところ「取り寄せ」状態になっていて、2週間程度かかるらしいです。
でも、売切れたら、絶対に入手不可能ですから、見つけたらすぐに購入してください。
紀伊国屋書店のサイトでは、まだ「在庫あり」となってますが、ここで切れたらまず絶対に入手不可能です。
「これが正しい海外個人旅行」は、すでに売り切れていて、入手不可能です。
この本では、日本国内国外でのビザの入手方法、ビザ申請書の書き方の裏技、出国切符問題など、海外個人旅行のディープなツボをググッと押さえてありました。
今では、幻の本として、伝説になっています。
文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」は、今は、全国の書店で、平積みになっていますが、明日9月25日になると、宝島社は次の文庫本を出版しますから、今までの本は見つけにくくなるか、置いてある本の数が少なくなります。
ですから、自分で手にとって、その素晴らしさを確認して購入したいと考えている人は、まだ本屋に並んでいるうち(今日中に)に、すぐに行動を起こしてください。
世界旅行者の本は、読者の一生を革命する哲学書です。
知的日本人にとっては、いつ世界旅行者の本を読んだのかが、将来の話題になることでしょう。
例えば…、
「僕が世界旅行者さんの本を初めて読んだのが、東大の大学院にいて、サルと人間の交尾を研究していたときだったんだ」
とか
「私が、青山学院の高等部にいてミニスカで外務省のアジア太平洋州局長と援助交際をしていたとき、彼がホテルオークラのベッドに置き忘れたのが世界旅行者先生の本だったの」
とか
「あのころ、ニューヨークの紀伊国屋書店には、国連勤務の日本人連中が押しかけて、世界旅行者さんの本が出るのを待っていたものでね。あの本を読んだから、僕は国連事務総長になれたんだよ」
とか、
必ず、知的日本人の人生に大きな影響を与えます。
ま、世界旅行者の本を読んで面白くないと思うようなレベルの人は、知的な人生は永遠に諦めた方がいいでしょう(キッパリ!)。
2003/09/25  インターネットの状況が、このところまた少し変わってきている気がする。
どうでもいいことなのだけれど、後々のために、いま書いておきます。
最近、インターネットの状況が、また変わってきていると、感じてる。
まず、インターネットの掲示板が、ほとんどダメになった。
特に、最大のヤフーの掲示板の書き込みが激減していて、他の掲示板もだいたい同じ傾向にある。
もちろん、ニフティのフォーラムのような、プロバイダー主催の掲示板はすべてとっくに全部ダメになった。
これは、そのずーっと以前から、僕はズバリと予想していて、まさしくその通りになったわけだ。
(このpenseeを最初から読めば、僕の予想が全部当たっていることがわかるけど、読むには一週間くらいかかるだろうね♪)
僕が(なぜか)定期的に顔を出して、無理やりにでもコメントをつけている「地球の歩き方」の掲示板も、海外旅行のテーマなんてそんなにあるわけではないので、テーマが語りつくされてしまった。
で、それからの発展がないんだよね。
ただ、企業のサイトやなんかはものすごく充実してきているので、何かを調べたり、購入したりするには、ものすごく便利になった。
僕の本なんかも、わざわざ町へ出て行って、本屋を探し回るよりも、楽天の方が、確実にすぐに購入できる。
つまり、個人の領域が減少しているってことだよ。
個人が作った趣味のサイトなんかは、ほとんどアクセスがなくなっている。
昔は、ネットアイドルなどといって、ちょっと顔を出して、エッチっぽい写真を公開しただけで、人気が出たものだ。
しかし、今は、専門家が撮ったヌードもあり、アダルトビデオ会社のサイトには無料の画像や動画がたくさんあるので、素人のヌードなどは誰も見る気にならない。
これからは、プロとアマチュアの区別がはっきり付いて、個人のサイトや発言は誰も見向きもしなくなるだろうね。
で、僕のサイトはというと、プロでもあり、アマチュアでもある。
というのは、本当のプロならば、タダで文章を公開しないからだね(笑)。
そこが問題なわけだ。
例えば、今回の、「旧満州国感傷旅行」にしても、ものすごいネタ、情報を持っているわけだけれど、それを簡単に公開してしまっては、プロとしては大損だ、っていう気持ちもあるわけでね。
ま、まだ考えはまとまらないんだけれど、結局、日本のインターネットで、個人のサイトが影響力を持った時代、個人の発言が人気を集めたりした時代は、終わりつつある(終わってしまった)んじゃないか、とそう考えています。
2003/09/28 ワープロと携帯電話があれば、コンピュータは必要ないんじゃないかな。
最近、ウィンドウズに大きなセキュリティホールがあるというので、ほとんど毎日「ウィンドウズアップデート」が働いている。
ということは、コンピューターを持っていても、それを常にインターネットにつないでいないと、久しぶりにネットにつないだだけで、ウィルスに感染する恐れがあるわけだ。
きっと、ウィルスに感染させないためだけに、意味もなくインターネットにつないで、アップデートをする人もいることだろうね。
また、ウィルス対策ソフトの売り上げも増えているとか。
つまり、いまみんなが忙しくしているのは、単に、ウィルスにかからないために一生懸命なわけで、コンピューターを使ってなにか創造的なことをするためではない。
これって、ものすごい無駄じゃないかな。
しかも、実際に、普通の人はコンピューターがあって、ADSLで常時接続環境があったところで、使うことがないと思うよ。
僕の友人でも、e-mailは携帯でやり取りする人が多いし、コンピューターを持っていてもe-mailを使わず、電話で話をするのが好きな人もいる。
安い航空券を調べたり、ホテルの予約をしたり、交通機関の時刻をチェックしたり、地図で場所を確認したり、そういうためにはインターネットは非常に便利だけれど、それは、公共のインターネット端末があればそれでいい。
つまり、公衆電話みたいな形で、インターネット端末があちこちにおいてあればいい。
セキュリティの問題は、指紋や虹彩の高度の自己認証システムとICカード(さらにパスワード)を併用して、インターネット上の自分のサイトにアクセスできるならば、別に自分専用のパソコンは必要ないんだよ。
持ち運びできるからというので、ノートパソコンが流行しているが、いくら軽くなったところで、持ち運ばなければならないことに変わりはない。
ノートパソコンが必要なのは、携帯電話よりもキーボードがあって文章を作りやすいだけなんだ。
正直、僕は文章をスムーズに書きたいだけなので、コンピューターはもっと軽い、単純な、ワープロ機能だけのものでかまわない。
それを、公共のパソコン(または、携帯電話)につないで、そこで、インターネットが出来ればいい。
コンピューターの進化はもう限界に来ていて、これ以上の高速化、データ量の処理は一般の人には必要ない。
また、個人的に利用できるインターネットのサイトなどは、ほとんど意味がない。
それは専門家なら、多分みんなわかってるんじゃないかな。
わかってるんだけれど、コンピューターが必要ないとはっきりしてしまうと、仕事がなくなるので、黙ってるんだと思うよ。
いま、ノートパソコンは10万円を切ったものが出ているけれども、今の時代に、20万円も、30万円もするものが、必要なはずがない。
僕は昔から言っているが、コンピューター雑誌も、インターネット雑誌も、もうすぐにオワリだ。
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2003/09/30 明日は10月1日だから、人間関係を変える「魔法の言葉」をちょっと語っておきますね。
今年の夏は終わりになるにつれて変に暑くなって、秋が来るのが遅くて、季節の変わり目がやっと9月の終わりになって感じられたみたいで、最近になって涼しくなると、それをきっかけにしたように、いろんな人からの連絡が入ってきた。
でも、留守番電話に「西本さん、お久しぶりです」とか「元気ですか」とか残されても、どう対応していいか、困るよね。
どうせ相手も、そんなに本気で僕のことが気になっているのではなくて、ただ僕のことを、ひょっと思い出しただけなんだからさ。
そんな連絡に、いちいちまじめに反応していても、気を使うだけで、僕自身にとっては何の利益にもならない。
これは基本なんだけどね、人と連絡を取りたいなら、「相手に利益を与える」ことが大切だとわかって欲しいね。
例えば、誰が見ても振り返るようなきれいな女の子からならば、「久しぶりです」と連絡をもらっただけで、男性は誰でもうれしいものだ。
すぐに男性から連絡を取って、「食事だけでもいかがですか」と、おごってくれるだろう(まあ昔は、僕はそんな女の子とでもワリカンで通していたものだが)。
でも、普通の人間が普通の人間に連絡を取るとしたら、連絡を取る方が相手に対して「利益を与える」必要があるって、みんなわからないのかな。
留守番電話だって、それを聞くためには、こちらは自分の貴重な時間を使ってるんだから。
だから、「西本さん、新しい本が出たお祝いに、是非おごらせてください」とか「想い出にしたいのでエッチしてください」とか、なにか、相手のトクになるような、そんな連絡をしないと、僕じゃなくても、相手にしてもらえないんじゃないかな。
そういう基本がわかってない人が多くて、こちらも困るんだよ。
僕のファンにしても、友達にしても、「旅行相談に乗って欲しいです」とか「久しぶりに会いたいですね」とか書く前に、「おごりますから」という大切な一言を書き忘れているよ。
そこのところをちゃんと考えて連絡をくれれば、僕は、少々気に入らない人とだって、どんどん会うんだよ。
これは、日本の一般社会にも、海外個人旅行にも通じる、普遍的な原理なのだから、そこがわからないと、一生、僕のような素晴らしい人間と親しくお話はできないんじゃないかな。
これはまあ、正直、言いすぎだけどさ(笑)、なにか提案か、新しい情報がないと、ただ連絡をもらっても、こちらもどうしていいか困るんだよね。
2003/10/01 10月1日新幹線品川駅開業、新宿東口紀伊国屋書店で「間違いだらけの海外個人旅行」発見♪
2003年9月1日、中国短期(15日以内)滞在のビザが不要になったときには、その最初の日に、世界旅行者は中国・大連へ旅に出た。
すると、2003年10月1日、東海道新幹線品川駅開業の日には、当然、品川駅に行ってみなければ、世界旅行者じゃないよね。
というわけで、JR品川駅へ行ってみたら、新幹線のホームは品川駅の海側に作られた、22番、23番ホームだった。
新幹線のホームへの入場券料金は130円(2時間有効)。
ホームに行くと、さすが開業初日で、鉄道オタクやカメラ小僧、最近特になんでも流行に乗るだけの中高年層が、カメラを持ってホームを占拠していて、入ってくる新幹線の写真を撮っていた。
ただ、新しく新幹線のホームができたというだけで、特に新しいものが出来たというわけではない。
例えば、東京駅のようなインターネットの出来る場所とか、銀の鈴のようなわかりやすい待合所などはない。
つまり、確かに新幹線が品川駅に停車するという意味では大きな影響があるのだろうが、品川駅自体にはそれほどの変化はないってことね。
品川駅に出れば、新宿駅まで行っちゃうわけで(?)、新宿駅に行けば新宿紀伊国屋に寄って、自分の本をチェックする。
すると、東口の本店では、二階の宝島社新書の棚に、「間違いだらけの海外個人旅行」「大人の海外個人旅行」がキレイに二冊ずつ並んでいた。
さらに、宝島社文庫のコーナーに行くと、文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」が平積みになっていた。
発売から一ヶ月以上たって平積みなら、一応売行きはわるくはないみたいだね♪
そこで元気が出て、新宿駅MYCITYの6階、山下書店に行ったら、ここでも文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」が平積みになっていた。
ただ、紀伊国屋書店新宿南口店の4階では、平積みにはなっていたが、そこには二冊しか残っていなかった(涙)。
だから、やはり、世界旅行者の本を買うならば、新宿紀伊国屋本店に行ったほうが間違いないってことね♪
2003/10/04 デジタルからアナログの時代への再転換が近づいているかも。
最近、インターネットが急速に元気がなくなっているのを感じないかな。
インターネットの掲示板は同じことの繰り返しだし、インターネットで出会う人もありふれた普通の退屈な日本人が多くなった。
おそらく、時代の先端を行く個性的な人たちは、インターネットを離れ始めているのだと思う。
というのは、僕自身が常に、時代の先端を走り続けてきて(ま、感覚的にはね)、最近インターネットに飽き飽きしているからね。
マスコミがインターネット幻想を売りつけて、それに乗せられた人たちがパソコンを購入し、ADSLで常時定額接続をしてみても、そこにはわざわざインターネットを使って見る価値のあるものなんて、いまどき存在しない。
無理にe-mailをやっても、やるだけならば、携帯電話で十分だ。
(ま、僕は携帯電話自体が、仕事関係以外は不要だと思っているけどね)
普通の人間同士が、わざわざインターネットや携帯でe-mailを使って情報を交換する意味なんて、ほとんどない。
あるとすれば、浮気や恋人同士の連絡だろうが、それにしても、しょっちゅう連絡を取っていると、恋愛感情が冷めるのが早くなるだけだ。
恋愛というものは、連絡が付かなければ付かないほど、相手のことを勝手に想像して、キレイな幻想を作り上げて、その幻想に恋をするものなのだからね。
いつでも連絡が取れてしまうと、恋愛の根本が破壊されてしまうわけで、恋愛は存在しにくくなるってわけだ。
それは、海外旅行でも同じことなんだよ。
日本と全く連絡が取れない状況で、アフリカや南米や中央アジアの奥地に一人で旅をするならば、「日本から遠く離れてしまった」という感情がひしひしとわいてくる。
日本から遠く離れて、自分自身や自分の生き方、日本のあり方なんかを一人で考えて、そこで哲学者が生まれる(かもね)。
しかし、世界のどこからでもインターネットで日本と連絡が取れて、日本の雰囲気から離れないままで海外旅行をしても、それは精神的に日本とくっついたままなのだから、精神的には海外旅行をしていない、つまり海外旅行の意味がないってことなんだ。
人間の使える時間は限られていて、テレビで一日中映画が流れていても、それを全部見ることは不可能だ。
また、映画を全部見たところで、その意味はない。
だから、今大切なのは、インターネットやテレビや新聞や、雑誌や、そういうものから離れることじゃないかな。
特に最近、インターネットをチェックしていて、そう思うんだけれど、これはほとんど間違いない流れだと思う。
ただ、インターネット離れが進むとして、その次に来るものはなんなのか、それが問題だよね。
また、アナログに戻るというのが、普通の考え方だけどね。
e-mailの代わりに、ハガキとか手紙を使うようになるとか。
ま、それも面倒だから、人間は直接会うようになるんじゃないかな。
とにかく、世界旅行者の文章を読むならば、インターネットだけではなくて、いま全国の書店で売られている文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」をすぐに購入して、さらに「大人の海外個人旅行」を取り寄せてもらって、売り切れている「これが正しい海外個人旅行」でも、「みどくつFANくらぶ」に入会して、さとみ管理人に頼んで入手するようなことが、大事じゃないかな(うーむ、ナットク!)。
2003/10/06 「旧満州国感傷旅行」と「世界旅行者・海外説教旅」について。
「世界旅行者・海外説教旅」がなかなか進まないけれど、じつはこれは、考えれば考えるほどものすごい旅行記で、旅行情報もアイディアもぎっしり詰まってるので、書こうとすると「ちょっちもったいないなー♪」と、思い切り書けないからなんだよ。
ネタ切れではなくて、ネタ惜しみをしてるんだ(笑)。
今年9月1日から10日までの「旧満州国感傷旅行」も、これは、旅の期間自体は短いんだけれど、僕が満州を見る目というのは、何年もかかって作り上げられているものだから、とても深い。
これは、正直、ちゃんとした雑誌なんかに連載したいものだが、それがわかる雑誌編集者がいないようで、声がかからないんだよね(笑)。
それと、最近インターネットの元気のなさと、もう日本のインターネットの底が見えたんじゃないか(笑)、という気がしていて、インターネットの使い方に迷ってる。
昔は確かに、インターネットが全く役に立たなくて、面白いのは個人のサイトくらいしかなくて、そのリンクを次々とたどっていくと、結構個性的な人と出会ったりしたものだ。
でも今は、インターネットはそれなりに結構役に立つ状況が出てきた。
インターネットは、何かを調べようとするとき、百科事典よりも、現代用語辞典よりも、人名辞典よりも、英和辞典よりも、使えるように成長した。
それに逆比例して、個人のサイトの役割、意味がほとんどなくなってきている。
もちろん僕の「世界旅行者の部屋」は、それなりの存在感はあるし、日本のインターネットに大きく貢献している。
だからこのサイトを続けることは確かなのだが、その方向性を考え出しているってことなんだよね。
2003/10/07 迷える大衆に奉仕し、教え、導く、それが預言者としての世界旅行者の使命。
僕は世界旅行者として、常に神を身近に感じ、神と共に生きている。
だから、迷いがあるときは、神に問いかける。
すると、正しい回答が得られる。
まあ、僕がパソコン通信から始めて、なんとなく流れの中で、だらだらと続けていって、さらにその活動領域がインターネットに拡大して、いろんな人と出会い、旅をして、人を好きになったり、心が動いたり、本を出すようになったり、それもすべて神の定めである。
さらにこれから、世界旅行教を作り、世界旅行党をつくり、日本の混迷を正し、世界平和を実現する大きな使命が与えられている。
というわけで、迷える大衆のために「海外旅行の持ち物リスト」を整理してみました。
これは、「大人の海外個人旅行」にも載せてるけれど、それよりちょっと詳しいかも。
参考にしてね♪
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2003/10/10 「国境を越えるシリーズ」を読み直して、感動♪
このところ「国境を越える」を立て続けにサイトにアップしたので、「あれれっ」と思ってる人もいるかもしれない。
実はこの「国境を越える」は、もともと僕の個人誌「世界旅行者」(第1号〜30号)に書いていたものなんだ。
で、そのままアップするには文章が古いからと、放っておいたんだけれど、たまたま読み返してみたら、なかなか面白かった。
しかも、昔に書いたものだから、情報自体古くて、内容をパクられてもたいして困らない(笑)というものなんだ。
そこで、軽く手を入れて、アップしてます。
本当は、この「国境を越える」シリーズだけで本を2〜3冊出せるなー(笑)、と思ってたんだけれどね。
でも、文章の中身は、なかなか深いよ。
ただ、その文章の深さがわかるレベルの日本人は、少ないだろうけどさ(涙)。
2003/10/12 「海外旅行の持ち物リスト」により詳しい説明、ウンチクを追加しています♪
「海外旅行の持ち物リスト」は、コンドームやエロ本までリストアップしたというので、タテマエとキレイゴトとウソの感動で塗り固められた、日本の旅行者業界に衝撃を与えています。
でもまあ、海外旅行にはヌード雑誌を持っていけと書いたのは、日本で世界旅行者が最初です
パクる人は、「世界旅行者さんの作成したリストでは」とはっきり出所を明示してください♪
さて、このリストに関して、「みどくつFANくらぶ」の参加者から、「腕時計にライトやアラームが必要なのはわかるけれど、タイマーはなぜ?」という質問が出たので、持ち物リストにさらに、詳しい《旅の持ち物リスト/もっと詳しい説明》を付け加えて、「腕時計にタイマーが必要な理由、使い方」の説明を書きました。
他にも世界旅行者に質問のある人は、「みどくつFANくらぶ」に参加して、「世界旅行者に訊け」で質問をすれば、どんどんお答えしますから、オキラクにどうぞ♪
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2003/10/14 昔書いた「国境を越える」は、なぜ内容充実で、面白いか。
「国境を越える」をいま適当にアップしている。
ちょっと文章に手を入れているが、99パーセントは僕の個人誌「世界旅行者」にずっと昔に書いたままだ。
自分で読んでも、なかなか面白いね♪
ヨーロッパからアフリカへフェリーで渡ったり、ヨルダンからイスラエルへインティファーダの最中の危険な時期にアレンビーブリッジを越えたり、ラプラタ川を水中翼船でぶっ飛ばしたり、アマゾン奥地で国境をタクシーで越えたり、オーストラリアからインドネシアへ飛んだり、中米から南米へ飛んだり、アルジェリアからチュニジアへ砂漠の国境を歩いて越えたり、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、フランスの4カ国を一日で旅をしたり、とディープな話を詳細なデータをぶち込んで書いている。
で、なぜこれだけ面白い文章が書けたかというと、対象としている読者のレベルが、今と全く違うからなんだよね。
昔は、旅行経験豊富で個性的な世界旅行者協会会員に対して書いていたし、また、知的で旅行経験豊富な人たちを将来的な読者層として想定していたわけだ。
だから、かなりまじめに書いていたのね。
そのあと、パソコン通信やインターネットで出会った日本人というのが、僕個人としては、それまでの人生で知り合うこともなかった、知り合う気にもならず避けてきたレベルの、とてもまともに相手に出来なくらい品性下劣で、頭の悪い人たちばかり(笑)だった。
だから、インターネットで発表している文章は、まず最初に、読者を馬鹿だと決めつけて書いているんだよ。
そこで、データの投入量が決定的に違うんだよね。
今は、出来るだけデータを与えないように、新しい考え方を提示しないようにして、ただ面白おかしく、シモネタでからかって書いているわけだ。
どんなに馬鹿なことを書いても、本当に頭のいい人はそこがわかるので、個人的に連絡はもらったりして会っているから、それはそれでいいのだが。
いくらインターネットだからといって、タダで情報もアイディアも入手できると思ったら、それは大間違いだよね。
でも、「国境を越える」を読めば、僕がどれだけすごいか、どんな馬鹿にもわかるので、それはそれでいいんじゃないかな(笑)。
2003/10/17 「世界の定番宿」を公開しました、情報をお願いしますね♪
「世界旅行者の部屋」には、世界旅行者自身の旅行記もありますが、旅行情報も豊富なんですが、知ってましたかー?
その旅行情報には、トップページの旅行情報から入れるんですが、量が多いので、特に世界中の宿の紹介をしている「世界の定番宿」をアクセスしやすくしました。
ま、各ホテルの住所や評判は、いまではインターネットで検索かければ、たくさん出てくると思うので、自分で捜してください。
あちこちに似たようなホテルリストがありますが、もちろん僕のホテルリストは、僕の考えで選択しています。
日本人宿は一応リストアップするつもりですが、例えば瀋陽にある満州国時代の大和ホテル、現在の遼寧賓館も、個人旅行者としては絶対に知っておきたいところですよね。
ホテルのサイトのURLがあれば、基本的には載せるつもりです。
チェンマイの「パラダイスゲストハウス」が、大きくて快適そう(僕自身は泊まってませんが)なので紹介していましたが、URLを付けてなかったところ、今朝、URLを教えるe-mailが入ってました。
情報提供のSさん、お礼のe-mailを送りましたが、ここでも感謝しておきます。
旅の情報、特に旅の宿は、潰れたり、人がいなくなって寂れたり、新しい人気宿ができたりと、常に変化しているものです。
何か面白い情報があれば、教えてくださいね。
2003/10/20 「国境を越える/12stories」をアップして思うこと。
「国境を越える」のお話は、当然、国境を越えた数だけある。
僕の場合は、重複して数えずに、純粋に旅をした国が百数十カ国ある。
また、同じ国に入国するにもいろんな国境があり、また時期によって状況も違い、入国のシステムも変化し、そこで出会う人も全く異なっている。
だから、国境を越える話は200程度は書けるわけだ。
今回は、その中から、今までに書いていた国境越えの話を、12個並べて「国境を越える/12stories」として、紹介してみました。
これは、特に、1987年から1990年まで、僕が世界一周旅行をしていた2年8ヶ月の中の話です。
読み直して思うと、この時期は、今よりも旅自体が面白かったね。
この時代は、長期旅行をしている人の数自体が、日本人、外国人ともにまだ少なかったので、人との出会いがより衝撃的だったってことかな。
国境越えで、自然と外国人と出合って、話が盛り上がり、一緒にホテルに行ったり、列車に乗ったり、助けてもらったり、助け合ったり、いろいろしているよ。
今では、とにかく日本人旅行者が多いし、外国人旅行者も数が増えたが、逆に、昔のような心を開いて何でも話し合える気楽な人たちが少なくなっている。
それは、みんなが海外旅行のガイドブックを読んだり、インターネットで調べたりして、情報を集めすぎているからではないかな?
旅の本質は、日常生活とは違った場所へ行くこと、そして、日常では出会えない人と出会うことなんだからね。
でももちろん、自分の心を開いていれば、いまでもまだ、いくらでも、面白い人とは出会えるわけだけどね。
それは、旅先でもそうだし、インターネットでもそうだ。
そして、心を開きさえすれば、旅に出なくったって、もちろん日常生活でもそうなんだよ。
そこがわかると、旅の本質が理解できたということになるだろうけどね。
僕の他の国境越えの話の例は、「ベストセラー企画」の中の、「国境を越えるシリーズ」に、ちょっと思いついたものだけ書いてあります。
もちろん、これ以外にもたくさんの国境越えネタがありますよ♪
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2003/10/24 2003年忘年会のスタッフいませんか〜♪&海外旅行講演or相談もしますよっ!
恒例の忘年会シーズンが近づいてきましたねー♪
「みどくつFANくらぶ」の方でも、忘年会をしようという気運が盛り上がっています。
まあ、どうせやるなら、人数をたくさん集めて、誰でも楽しめる、話の合う人が見つかる、楽しいパーティにしたいものです。
ただ、一つ問題があって、誰もまとめる人間がいないこと。
世界旅行者本人は、もう歳が歳ですから、人を集めて、日時や場所を決めて、連絡を取って…、なんてそんな面倒なことを自分でするつもりは、全くありません(笑)。
「みどくつFANくらぶ」には、昨日現在で244人の参加者がいるのですが、インターネットの特性というのか、行動力のある人があまりいないみたい(涙)。
「みどくつFANくらぶ」のさとみ管理人は、いろいろと忙しいので、無理みたいです。
そこで、誰か、世界旅行者の手足となって働いてくれる、スタッフを募集中です。
特典は、スタッフが自分のお金で購入した世界旅行者の著作に、世界旅行者からタダでサインをしてもらえること。
あとは、これもタダで世界旅行者のありがた〜いお話が直接聞けることですかね。
お金はもちろん出ません。
また、それとは別に、世界旅行者は、海外旅行講演、海外旅行相談、もやります。
ギャラさえいただければ、何でも話します。
交通費、日当をいただければ、世界のどこへでも行きますから、是非ご相談ください♪
特に、日本には大金持ちでお金の使い方がわからない人がたくさんいます。
相談いただければ、そのお金でどれだけのことが出来るかアドバイスしますし、お金を実際に使ってあげたりします。
ということなので、興味のある人は、どんどんご連絡くださいね。
2003/10/25 パスポートの説明を整理しました。
このサイトの「海外旅行情報」には、いろいろと旅のネタがあるんですが、旅行経験のない人たちに簡単にパクられても困るというので、全体的に、大事な情報は隠してました。
でもまあ、インターネットのいろんなサイトを見ていると、旅行についての基本的な常識がない人たちが、ああでもないこうでもないと、同じ話を蒸し返しています。
ですから、「仕方がないなー。世界旅行者がお世話しなければならないな」と、今回、「パスポートの基本常識」を整理してみました。
より深い経験談などは、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」「これが正しい海外個人旅行」「大人の海外個人旅行」文庫版「間違いだらけの海外個人旅行」にありますから、そちらを読んでくださいね。
2003/10/28 「独裁者の言い分」を読む。
「独裁者の言い分」 (Talk of the Devil, Riccardo Orizio)his site
R.オリツィオ 著/ 松田和也 訳
柏書房
1800円
2003年9月15日 第一刷発行
独裁者、暴君、と呼ばれた人たちは、その権力から追われるまではドラマだが、そのあとは誰も辿ろうとしない。
イタリア人の元新聞記者であった著者は、権力から追放され、殺されることなく亡命を果たした、七人の元独裁者とインタビューを試み成功する。
アミン(Idi Dada Amin)
ウガンダの元大統領。ボクシングのウガンダ重量級チャンピオン。1971年、クーデターで終身大統領となる。反対派30万人を大量拷問殺戮。イギリス国籍インド人を5万人追放。1976年7月ウガンダのエンテベ空港に着陸したパレスチナゲリラをイスラエル空軍が急襲、人質を救出(エンテベ事件)。政敵を殺害し、人肉を食べたと噂される。1978年、タンザニア侵攻が失敗。反アミン勢力が攻撃し、1979年4月、失脚して国外逃亡。サウディアラビアに亡命。2003年8月16日死去。
ボカサ(Jean Bedel Bokassa)
中央アフリカの元大統領、皇帝。1966年、クーデター後大統領に。1972年、終身大統領。1976年帝政をしき、皇帝ボカサ1世となる。1979年、クーデターでコートジボワールに亡命。中央アフリカに帰国、死刑判決後減刑。1996年死去。
ヤルゼルスキー(Wojciech Jaruzelski)
ポーランドの元大統領。1981年ポーランドに戒厳令をひく。ソビエト軍の介入を防ぐために、ワレサ議長の「連帯」の指導者など多数を逮捕し、強権政治を敷く。1989年、「連帯」穏健派と話し合い、自由選挙を実施。1990年、ワレサ大統領に職を譲って退任。現在はワルシャワで法廷闘争を継続中。
ホッジャ(Enver H. Hoxha)
アルバニアの元最高指導者。第二次世界大戦時、アルバニア共産党を結成。1948年、親ユーゴスラビア派を大量粛清。1961年、ソ連、東欧と断絶し中国の援助を受ける。1985年、ホッジャ死去。その後アルバニア民主化。
デュバリエ(Jean Claude Duvalier)
ハイチの元終身大統領。父のフランソワ・デュバリエは医者、終身大統領。大統領直属の秘密警察「トントン・マクート(TTM)」を使って、反体制派を暗殺、脅迫、国外追放にした。1971年に父のデュバリエ(パパ・ドック)死亡後、大統領となる(ベイビー・ドック)。1980年、裕福なムラート(黒人と白人の混血)のミシェル・ベネットと結婚。1986年2月、軍事クーデターで失脚。米軍機でマイアミに逃亡、フランスへ亡命。
メンギストゥ(Mengistu Haile Mariam)
エチオピアの元初代大統領。1974年、皇帝ハイレ・セラシエ1世を追放するクーデターに参加。1987年、エチオピア人民民主共和国成立、初代大統領となる。エリトリア人民解放戦線(EPLF)、ティグレ人民解放戦線(TPLF)、オモロ解放戦線(0LF)などが抵抗。1989年、反メンギストゥ統一戦線のエチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)が組織され、ソ連の軍事支援がなくなって、1991年、EPRDFが首都アジス・アベバを制圧。メンギストゥはジンバブエに亡命。
ミロシェビッチ(Sbobodan Milosevic)
旧ユーゴスロビア連邦、セルビア共和国の政治家。ソコボでのアルバニア系住民とセルビア人の対立に乗り込み、セルビア民族主義をかきたて、1990年、セルビア共和国大統領に当選。1997年、ユーゴスラビア連邦大統領となる。コソボ紛争で治安部隊を大量投入。ユーゴスラビア空爆後、コソボは国連管理下に入る。コソボのアルバニア住民虐殺指揮で、ハーグの国際戦犯法廷に起訴される。2000年9月、連邦大統領選挙に破れ、ミロシェビッチ体制が終わる。
この、アミン、ボカサ、ヤルゼルスキー、ホッジャ、デュバリエ、メンギストゥ、ミロシェビッチ、の7人の他に、シエラ・レオネの独裁者、ヴァレンティン・ストラッサーともロンドンで会っている。
エーリッヒ・ホーネッカーのあと、東ドイツの最後の指導者となり、東ドイツの体制崩壊後、禁固刑を受けたエゴン・クレンツとも話をした。
訳者は後書きで、北朝鮮金正日について、ちょっと言及している。
しかしこの本を読んで日本人が思うのは、海外には独裁者がいたし、今もいるが、日本には独裁者はいなかった。
東条英機にすべての罪をかぶせるわけにはいかない。
日本では、ただ、ある空気をみんなで作ってしまって、それによって、他国民を、自国民をどんどん殺していったわけだ。
この無責任体制、空気としての独裁、空気としての専制、それこそが日本という国の特徴でもあり、また、農村共同体を基盤とするアジアの国の傾向(ま、これは、カンボジアの大虐殺を思って書いてるんだけどね)なのかもしれないね。
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2003/10/31 インターネットの現状と、将来への展望、世界旅行者の立場と決意
この「pensee」という日記みたいなもの(!?)も、書くだけ無駄で時間の損だと思わないこともないんだけれど、書き続けていたら、それがそのままインターネットや日本社会の記録になっているのに気がついた。
最初は、2000年の10月で、田中康夫の長野県知事選挙から書き出している。
それから、思い出すだけでも、BS放送は成功しないだとか、IP電話で固定電話はすぐに消滅するだとか、ニフティのフォーラムは全滅するだとか、日本のインターネットに将来はないだとか、レンタルビデオ屋はDVDによって消滅するだとか、未来予測を次々と的中させている。
朝日新聞が「International Herald Tribune」を日本で発行してダメにしたという、興味深い話もあるよ(笑)。
日本の中心に住んでいるので、六本木ヒルズが田舎者だらけだとか、秋葉原は電気街からオタク向けの町になったとか、現場レポートも刺激的だね♪
電通や博報堂、各テレビ局の社員が、毎日、朝昼晩と僕のサイトを読んでいるという話も、うなずけるね。
できるなら、僕をテレビ、ラジオ、雑誌に出してくれれば、それの方が人気沸騰すると思うんだけどさ。
話が来ないのは、マスコミ関係者の頭が、本当には良くないからなんだろう(涙)。
それはそれとして、2003年10月の最後の日に、現在のインターネットを評価しておきます。
まず、インターネットにある個人のホームページは、僕の「世界旅行者の部屋」を除いて、ほとんど全滅状態となった。
インターネットの掲示板は、ニフティのフォーラムが僕の予想通りに全滅したのを始めとして、各プロバイダーの掲示板は全く客がいない。
最大のヤフーの掲示板も、書き込みも読者も、さっぱり消えてしまった。
今残っているのは、本当の社会のオチコボレ、中学生、高校生の、引きこもり諸君だけだ。
ヤフーが起死回生で打ち出した、わけのわからない「アバター」も、あっさり失敗した。
もうすぐ全面撤退することだろう(爆笑)。
僕が毎日読んでいるのは、「地球の歩き方」掲示板だけなんだけれども、海外旅行関係のネタは同じことの繰り返しだ。
ほかにときどき読んでいるところもあるが、日本人の考えること、書くことは、百年一日のごとく同じ話で、アイディアもなんにもない(涙)。
僕の場合は、世界旅行者としての自分の存在を世間に周知徹底することが、一つの行動でもあるわけだ。
だから、どんな馬鹿なことを書いても、自分の名前が売れて、読者をつかむだけ僕の利益になるわけなんだよね。
でも、自分のサイトも持っていない、本も出していない人は、何のためにインターネットの掲示板に書くのか、その精神状態が理解できないよね(笑)。
インターネットに接続するだけ時間と金の無駄だと、気がついている人がいるかな。
今日のように、天気のいい、気持ちのいい日は、部屋に閉じこもってインターネットにアクセスしたりせずに、外に出て、身体を動かした方が、ずっと精神的にも肉体的にもいいと思うよ♪
さて、将来展望だけれども、日本人は個人としてダメだから、日本人の書き込みやサイトは全く面白くないが、話を英語情報まで広げると、インターネットは確かに役に立つんだよ。
交通機関の予約や、宿の手配、気象情報、ニュースなど、日本に限らず世界中の情報が簡単に入手できる。
もちろん、インターネットの共通語としての英語を自由自在に、読めるってことが基本だけどさ。
だからもちろん、もともと頭の悪い、世界から相手にされていない、日本の新聞なんかを、金を出してまで読む必要は全くない。
インターネットに常時接続環境がありながら、日本の新聞なんかを読んでいるようでは、知的レベルが疑われるだろう。
近い将来には、無線での高速データ通信が主流になり、パソコンは持ち運び出来るようになるし、そうなるとADSL事業も、光通信も、すぐに意味がなくなる。
個人でホームページを作っても、日本人にはほかにない情報を与えるような能力はないのだから、誰も読んでくれない。
さて、そういう時代においての世界旅行者の役割とはなんだろうか??
まずは、インターネットの海外旅行掲示板で質問されるような問題に、きっちりと解答を与えてしまうってことじゃないかな。
海外旅行についてのすべての疑問は「世界旅行者の部屋」を読めばすべて解決する、というふうに、情報を出し惜しみしないで、決着をつけておきたい。
僕の特徴は、情報を持っていることだけではなくて、その情報をどう解釈するか、にあるわけだからね。
そうして、とっととインターネットを卒業して、現実の世界で、興味深い人と、直接に会う、そういうことを、今は、考えています。
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