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2004/01/08  ケータイに、やっと、Rちゃんから電話があった。
去年の12月に、最新型のケータイを買ったけれど、誰からもかかってこなかった(涙)。
かかってきたのは、練習のために友人にこちらから連絡して、わざわざかけてもらったときだけだった。
そこで、年賀状にケータイの電話番号を書いて送りつけたが、これもかかってこない。
「このケータイは壊れてるんじゃないかな…」と思って、明日でもチェックしてもらおうと思っていたら、いまやっと一つかかってきたよ♪
昔僕が「女子高生世界旅行家」と呼んでいた、Rちゃんだ。
Rちゃんは、子供もいて、結婚をして、「もう27歳になっちゃった…」って言うんだけれど、まだまだ若いよね…。
「世界旅行者協会でまた会おうよ」っていうんだけどさ、みんな歳を取っちゃって、昔みたいに馬鹿なことを言い合うこともないだろうしなー。
まあ、歳を取ることは哀しいものだから、若い人は、若いときに、いろんなことをしたほうがいいってことかな。
すぐに年取っちゃうからね。
(ところで僕に電話するなら、夜9時ごろまでにしてくださいね)
2004/01/10 手持ちの海外旅行ネタを整理していますが、その理由はインターネットに失望したから。
トップページに表を作って、いろんな旅ネタを公開していますが、これは正直、手持ちの旅ネタが多すぎて、自分でもわからなくなってきたので、それを整理しているってことね。
今まで、片っ端から旅行本を読んで、またインターネットの各種海外旅行サイトをチェックして、僕以上に旅行経験があり、旅を知っている人間はいないと、確信がもててしまった。
だから、日本の一般大衆に旅の基本情報を与えて、日本の旅行文化のレベルアップに貢献するのは、世界旅行者の一つの義務ではないかと、考えてもいるわけだね。
僕は今、「地球の歩き方」や他のインターネットの海外旅行掲示板をチェックしているが、その質問も答えも、とっくに限界が来てしまっている。
つまり、日本人の考えるような海外旅行、日本人の思いつく質問、なんてみんな同じで、何年たっても一緒なんだ。
日本人は、みんな同じような旅行をして、同じような退屈な旅行者と出会い、退屈な旅行を無理やりに楽しかったと思い込んでいるだけだ。
僕は知っているが、日本人は本当は海外旅行なんかしたくないんだよ。
みんなが海外旅行に出るから、みんなと同じように海外旅行に出なければならないと思い込んでいるだけだ。
正直、日本人は、海外旅行なんかに出ずに、コタツに座り込んで、酒でも飲んでいるのが一番似合っている。
日本人というのは、みんな同じようなことを考え、同じようなことをして、同じように行動力がなく、同じように退屈な人間だらけだよ。
ということは、日本人は海外旅行にも向いていないどころか、インターネットにも不向きなんだ。
僕は、朝、インターネットをチェックするが、e-mailチェックする以外は、全く意味がない。
どこの掲示板にも、頭の悪い人たちの、退屈な、どうでもいい同じような書き込みだけだ…。
いっそのことインターネットを止めてしまってもいいんだが、一応、ここまで作ってきたので、僕が飽きて止めてしまう前に、日本人の思いつく海外旅行のすべての疑問に答えておくのも、いいだろうと、いま考えてるだけなんだよ。
まあ、もちろん、日本人の中にも、まともな知的レベルと鋭い感性を持っている人が、全くいないわけではないんだからさ。
そういうまともな人間は、ものすごく少ないけどね。
大東亜戦争、第二次世界大戦の本を読んでいて、僕は、日本人の本質がわかってしまった(涙)。
それを書いたら、みんな怒り出すんだが、それは、本当のことだからなんだよ(笑)。
日本人というのは、何が起ころうと、どこへ旅をしようと、変わらない。
その変化のなさそのものが日本人だから、世界からどういわれようと、日本人のままであり続けて、世界から馬鹿にされ続けるだろう。
でも、それが日本人なのだから、それでいいさ…。
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2003/01/14 やはり世界旅行者には、ケータイは必要ないかもね…。
つい先日ちょっと人と会うことになって、せっかくケータイを買ったことだし、念のために番号を教えたんだけれども、ちゃんと待ち合わせの場所に、待ち合わせ時間に、待っていてくれた。
僕自身も、(何度も書いてると思うけれど)例えば6時に会うときは、5時50分には待ち合わせの場所に一度行って、それから別の場所へ行って時間潰しをして、6時に出現するという人間なんだよ。
ま、これは、「モンテクリスト伯爵」が、パリの友達の屋敷に約束した時間ちょうどに現れる場面に感動を受けて、中学生以来ずっとやってることなんだけどね。
ところで、僕の友人で、ケータイしか持たなかった人も、最近パソコンを買ってしまった。
別の友人は、ケータイは電話を受けるだけなので、ケータイのメールはやってないという。
もちろん、ケータイでメールを書くのは、めちゃ面倒なので、僕はケータイでメールを書くことはまずない(練習で出したことはあるけどね)。
ということは、ケータイの意味はほとんどないんだよね。
まあ、ケータイのメールは、例えば待ち合わせに遅れるときなんかに、「ゴメン。10分くらい遅れます」と送るくらいしか、意味はないような気がするしね。
あとしばらくしたら、ケータイを止めてしまうかもしれない。
で、僕の親しい友人で、僕のケータイの番号を教えてない人もいるんだけれど、それは、実は、ケータイを止めてしまう可能性があるので、ヘタに教えると後々面倒だっていうこと。
というわけなので、教えてなくても気にしないでください。
もちろん、知りたいなら、連絡くれれば、すぐに教えますけどね♪
僕の予想では、だんだんデジタル機器での人間関係(ケータイやインターネットなんかね)というのは、もうすぐ時代遅れになって、滅びてしまって、直接会うようになると思うんだけどね。
まあ、世界旅行者としては、ケータイというものを一度持った経験さえあれば、ケータイについて語れるから、それでいいともいえるわけだ。
ケータイを持たないでケータイを論じてはいけない。
でも、予想通り、あんまり役に立つものではないね。
ですから、もうしばらくしたら、ケータイを解約してしまうかもしれない。
持ち歩くのも面倒なので、電話をかけて出なければ、その番号に僕がかけなおすということもあるので、ま、暇だったらかけてみてください♪
2004/01/15 「みどくつFANくらぶ」会員数が300人突破して大盛況です♪
「みどくつFANくらぶ」が、会員数300人を突破して、書き込みも多く、なかなか盛況です(今日現在で303人)。
人数だけ集めても意味がないといえば意味がないんですが(笑)、ま、インターネットの掲示板は全滅状態なので、いちおうあるというだけでもそれはそれでいいかもしれない。
暇な人は、どうぞ入ってみてください。
正直、インターネットの掲示板なんかに、他に、わざわざ読む価値のあるところなんて無いしさ…(笑)。
2004/01/16 「インチキな反米主義者、マヌケな親米主義者」を読む。
「インチキな反米主義者、マヌケな親米主義者」
ジャン=フランソワ・ルヴェル(Jean-Francois Revel)著、薜善子(せつ・よしこ)訳
アスキーコミュニケーションズ
1400円
2003年5月10日 第一版第一刷発行
この本のタイトルは、フランス語で「L'OBSESSION ANTI-AMERICAINE: Son fonctionnement, ses causes, ses inconsequences」というもの。
英語に直すと「THE ANTI- AMERICAN OBSESSION: Its function, its reasons, its inconsequentialities」となるのかな。
日本語では直訳して「反米の強迫観念:その機能、その理由、その非合理性」というわけで、本のタイトルの「インチキな反米主義者」はピッタリだが、どこにも「マヌケな親米主義者」は存在しない(笑)。
これは、徹底的に米国の立場と意図を支持し、ヨーロッパの反米意識を非合理的なものだと決め付けた本だ。
日本にも存在する反米主義に乗ろうとして、こういう中途半端なタイトルをつけてしまったわけだが、それが逆に日本でも売れなかった理由だろう。
この本では、ヨーロッパ、特にフランスに顕著な、何が何でも反米という意識を取り出して、それがどれだけ不毛であるか、それをフランスの反米意識の根本原因までさかのぼって暴露している。
つまりそれは、米国一国支配の現代世界に対する、劣等感、理由のない反米行動の習慣からきたものなんだけれどね。
もちろん日本のジャーナリズムにも反米意識は存在していて、それもまた、米国に対する劣等感なんだよ。
「ブッシュが馬鹿だ」という本ならば、よく売れるが、ブッシュが決意し行動しなかったら、世界はテロリストの手に落ちてしまったことに気がついていない。
米国の圧倒的な力と、世界平和への意欲がなければ、現代社会はたちまち荒廃してしまう。
それを認めないのは、知的レベルが低く、米国への劣等意識があるからだ。
ソビエト連邦と社会主義陣営の崩壊以降、現代社会の対立は、イスラム過激派と文明諸国との対立に移行した。
しかもイスラム過激派は、非合理的に、文明社会を攻撃していて、説得や対話の余地はない。
しかし、米国の圧倒的な力に劣等感を持つフランスを筆頭とするヨーロッパ大陸諸国は、非合理的に、イスラム過激派を支持しようとしている。
グローバニズム反対の運動も、文明社会に対する破壊活動の一環である。
って本です。
僕はこの本は正しいと思う。
反米意識には、民族的、文化的、あるいは個人的劣等感以外に根拠はない。
反米意識を持っている世界中のほとんどすべての人は、米国市民権が得られるならば、喜んですぐに米国に飛んでいくだろうからね。
米国のメジャーリーグベースボールの悪口を言う人は、日本のプロ野球でしか活躍できなかった時代遅れの人たちに過ぎないんだから(笑)。
さらに考えると、地球上の人口は増大し続けていて、しかも発展途上国の人口増加が多い。
とすると、すでに地球上の富の争奪戦が始まっているわけだ。
イスラム諸国には石油以外の資源はないし、それもいずれは尽きる。
資源のないアジア、アフリカ諸国には、将来はない。
だから、これからは、富の分割の争いが始まるわけだが、それはキレイ事では済まず、いずれは、文明社会と発展途上国との最終戦争が起きて、文明は崩壊してしまうだろう。
ま、これが世界旅行者の未来論なんだよね。
わかりやすいでしょ(笑)。
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2004/01/16 「インターネット公文書館(Internet Archive)」にも「世界旅行者の部屋」の記録が保存されています。
インターネット上のサイトの過去の記録を保存してある米国の有名な「Internet Archive」に、世界旅行者先生の「世界旅行者の部屋」が保存されているという報告がありました。
さっそく、今、チェックしてみたら、なんと!1998年からのサイトがずるずるっとたくさん保存されていました。
つまり、僕の「世界旅行者の部屋」は、インターネットの歴史上に残る、伝説のサイトだと、ここでも証明されたわけですね♪
Internet Archiveの「世界旅行者の部屋」の記録を見て、世界旅行者の存在が、いかに世界中に知られているか、確認し、世界旅行者のサイトを見れる幸せを感じてください。
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2004/01/22 現在ケータイは持ち歩かず、デジカメとして使っています(涙)から、注意してね(笑)♪
年末にケータイを買って、年賀状で番号をばら撒いたが、電話がかかってこないので、ケータイも部屋に置きっぱなしになっている(笑)。
でも、一日に一度はチェックする。
昨日チェックしたら、見知らぬ電話番号が残っていた。
あわてて住所録で調べたら、世界旅行者協会の長老K氏からだった。
それで、電話をかけて、「ケータイは持って歩いてないので、今まで通り留守電にメッセージを残して置いてください」と、わざわざ弁明&説明してしまったよ♪
でもまあ、ケータイの場合は、僕が近くにいれば、だいたいすぐに出る。
居留守電話の場合は、相手の名前を確認して出るので、ちょっとは便利かもしれないね。
で、僕のケータイは200万画素のカメラが付いてるので、デジカメとして使うのは便利だ。
それで最近、自分の持ち物をデジカメで撮って、HPに使っている。
その例として、最近アップした画像が、「PADIのベーシックのライセンス」「海外から持って帰ってきたコインやお札」「中国銀行のボールペン」なんかだ。
でもまあ、誰かと待ち合わせする場合は、使わないとしても、ケータイがあると心理的には楽だけどね。
問題は、ケータイを持ってまで会うような、ドキドキする出会いが、あるかどうかってことかもしれないが…。
2004/01/27 「みどくつFANくらぶ」がますます大人気、これからは個人掲示板の時代かもね♪
「みどくつFANくらぶ」が、ますます人気沸騰しています。
今日現在で、参加者数が312人で、MSNのコミュニティーの中でも、ダントツのトップです。
参加者数がすごいだけではなくて、掲示板の数は22個発言数は1448個という、活発さですよ♪
最近は、日本のインターネットのバカ掲示板をすべて含んでしまおうというので、恋愛相談の掲示板映画の話題の掲示板を作りました。
さらに、特に海外旅行の話題を書きたい人には、すぐに一つ掲示板をプレゼントしています。
今の時代では、苦労して自分のサイトを作って、旅行記をアップしても誰もアクセスしてくれません(涙)。
その点、インターネットでは誰でも知っているチョー有名な「みどくつFANくらぶ」に旅行記を書けば、自分で何の努力をしなくても、たくさんの人が読んでくれます。
これって、オトクでしょ(笑)!
ということで、さらにどんどん参加者を募集しています。
ひょっとしたら、突然参加者募集をやめることもあるので、今のうちに急いで参加した方がいいですよ。
このチャンスを逃したら、一生、負け犬の人生。
福岡2区の国会議員古賀潤一郎みたいに、一生バカにされるようになりますよ(涙)。
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2004/01/28 古賀潤一郎国会議員(福岡2区)の学歴詐称問題、その関連問題に対する世界旅行者の見解。
福岡2区選出の国会議員、古賀潤一郎氏の経歴、学歴の詐称問題について、いろんな議論があるが、世界旅行者先生様が、ズバッと解説をしておきます。
会社や学校の友人とこの話をする時に、絶対にネタになりますから、この部分をプリントアウトして、じっくり読んでパクってください。
まず古賀潤一郎の経歴ですが。
古賀潤一郎事務所のホームページ → http://www.jun-koga.net/
その中の、よく中身が変化するという評判の「プロフィール」 → http://www.jun-koga.net/prof.html
ただし、このホームページは、あっという間に消滅する可能性もありますから、2004年1月28日正午現在の内容を、引用しておきます。
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「古賀潤一郎」
●PROFILE(経歴)
・ 昭和33年 3月22日 福岡市生まれ(45歳)
・ 警固中学校
・ 柳川高等学校(旧柳川商業高等学校)
・ U.C.L.A.(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
・ C.S.C.B.(カリフォルニア州立大学ベーカースフィールド校)
・ Pepperdine Univ.(ペパーダイン大学)

・ VIA MARINA WEST INC.(株ヴィア・マリナ・ウエスト)
・ 海外在住15年
・ 参議院議員 秘書
・ 福岡市議会議員 秘書

・ 平成 7年 福岡県議会議員 初当選 商工労働常任副委員長
・ 平成11年 福岡県議会議員2期連続当選 総務企画常任委員長
   
自由民主党 福岡県支部連合会 青年局長、広報副委員長
・ 平成13年 自由民主党 離党
    自由党福岡県議団 会長
    自由党参議院選挙区福岡県第1総支部 会長
    参議院議員選挙(福岡県選挙区)へ
   
自由党公認候補として立候補(得票数:202510票)
・ 平成14年 自由党福岡県第2総支部 会長
    次期衆議院選挙へ福岡2区(中央区・城南区・南区)より立候補を表明
・ 平成15年 自由党福岡県総支部連合会 会長
   
民主党福岡県総支部連合会副代表
    民主党福岡県第2区総支部代表
衆議院議員 初当選(得票数:104620票)
民主党国会対策副委員長
衆議院議院運営委員会 委員
衆議院総務委員会 委員
●SPORTS(テニス)
・ 全国高校総体庭球選手権優勝
・ C.C.A.A.[カリフォルニア大学選手権]優勝
・ W.C.A.C.[西海岸大学選手権]優勝

・ U.S.T.A.プロテニスサーキットツアー出場
・ ヨーロッパプロテニスサーキットツアー出場
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古賀問題のポイントは、単純明快、「海外長期滞在した人間にろくなやつはいない」ってことなんだよ。
もともとろくなやつじゃないのだから、政党を自民党から、自由党、民主党へ次々と乗り換えても不思議ではない。
ウソでも誰も気にしないテニスの経歴に、いい加減なことを書いても、堂々と発表できる。
ロサンジェルスにしばらく滞在したことがある人間ならば、「留学生というのは、全く勉強せずに、親の金で遊び歩いている」のを知っている。
だから、ちょっとでも海外経験のある常識のある人は「海外留学してました」という人間に対しては、「ま、海外にはいただろうけれど、遊んでたんだな」としか考えない。
特にロサンジェルスは、日本人だらけで、日本語だけで何年でも滞在できるところだ。
ロサンジェルスに何年いても、英語はうまくならない。
だから、まともな留学生は、ロサンジェルスを出て行く。
つまり、ロサンジェルスにずっといただけで、英語はしゃべれないと、簡単にわかるんだよ(笑)。
これは、世界旅行者の第三弾「大人の海外個人旅行」の第1章第3項「海外留学して何年いても、語学ができないのが一番哀しい」にも、例を引いて、詳しく書いてあるので、自分で買って読んでください。
これは一般常識だが、日本で大学へも行かず海外留学するのは、日本で大学へいけないオチコボレ。
国会議員や大会社のオーナー社長の息子、娘は、海外留学経験者だらけだ。
あとは、日本で不良でどうしようもなくて、親が金を出して、海外へ島流ししたような連中。
こういうのは、もともと遊び好きだから、海外留学しても、絶対にモノにならない。
でも、ちょっと海外の大学に在籍(大学以前の大学付属の誰でも入れる語学コースなんかね)していると、卒業なんかしていなくても、日本では何を言っても通用してしまう。
僕は、海外の大学を卒業しましたと日本で言っている連中の90パーセントは、ウソだと確信している。
だって、海外の大学を卒業するくらいの能力と、行動力があれば、わざわざ日本なんかには戻ってこないからね(涙)。
日本の大学にも入学できずに、海外の大学を出て日本に戻ってくること自体が、おかしいんだよ。
まともな人は、日本のまともな大学を出て、海外の大学院に留学するというコースを取る。
ただ問題なのは、日本で大学まで過ごしてしまっていたら、いくら海外にいても、英語がペラペラにはならない。
つまり、日本人が海外留学していた場合でも、(一般の人が思うようには)英語はペラペラにならないってこと。
これと関連して、日本人の長期海外旅行者については、これは、99パーセントがウソツキだ。
その残りの、正直な1パーセントというのが、世界旅行者先生様なんだよね(笑)。
とにかく、立派な日本人は日本の立派な学校を出る。
海外から戻って、海外の経歴を自慢するような日本人は、日本でも海外でもつかいものにならなかったという、子供でもわかる話なんだよ。
(追加)上の古賀潤一郎の経歴は、問題が起きた後で、いろいろ修正された、言い逃れのためのものだ。
ところが、古賀潤一郎が主催した「ふくおか県政体験塾」というわけのわからないものの紹介では…。
http://web.archive.org/web/19980109222756/intelnet-jp.com/SEIJI/koga.html
●私の歩んできた道

1958年/3月22日福岡市生まれ[39歳]
1974年/警固中学校卒業
1976年/柳川高等学校卒業[旧柳川商業高等学校]
1976年/
U.C.L.A.[カリフォルニア州立大学ロサンゼルス]入学
1977年/C.S.C.B.[カリフォルニア州立大学ベーカースフィールド]転入
1982年/
Pepperdine Univ.[ペパーダイン大学]転入・卒業
1982年/
VIA MARINA WEST INC.入社
91〜93/参議院議員秘書
93〜94/福岡市議会議員秘書
1994年/4月統一地方選挙にて初当選

と、「UCLAに正式に入学して、ペパーダイン大学を卒業した」と、はっきり書いてある。
つまり、本格的なウソツキなんだね。
まあ、選挙区が九州の田舎だから、いくらカリフォルニアの経歴について嘘をついても大丈夫だと、ウソを吹きまくってたんだろうなー(涙)。
でも、こんなレベルの低い話に、騙される人間も人間だよね(笑)。
2004/01/30 古賀潤一郎問題からわかるのは、「留学経験がウソでも本当でも、日本人は英語はできない」ってこと。
今日出版の「フライデー」によると、古賀氏が米国で勤務していたという「VIA MARINA WEST INC.」というのは、アパートの一室で、彼はそこから鉄板焼きレストランの「ベニハナ」に勤めていたそうだ。
この「VIA MARINA WEST INC.」の社長というのが、やはりカリフォルニアに留学していた資産家の娘で、2人は結婚していたとか。
これも、ロサンジェルスではよくある話で、金持ちの娘が留学してきても、遊び歩いて、日本人の男と引っ付いて、親の金で適当な仕事をやって、失敗するという典型的な話だろう。
ただ、この古賀氏の会社は、ペーパーカンパニーで、永住権をとるためにでっち上げたもののようだ。
ロサンジェルスを知っている人は、まあ、別に不思議だとは全く思わない。
不思議に思うのは、経歴をちょっと読んだだけで、「おそらくウソだらけで突っ込まれる」とわかっているような人間を、衆議院議員に立てたその責任者の頭の構造だね。
それと、日本のマスコミが、ずっとこんな経歴を、チェックせずに報道していたのも、無責任だよね。
古賀氏については、誰かが英語でインタビューすれば、すぐに勉強なんかしてないのがわかるだろう。
問題は、日本の新聞記者で、(これも同じく、海外留学経験ありを売り物にして入社したのがいるだろうが)英語でインタビューできるだけの能力がある人間がいないってことなんだよなー。
つまり、少々海外留学したところで、日本人は英語はできないってことね(涙)。
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2004/02/01 「やくざが消滅しない理由」を読む。
「やくざが消滅しない理由」
デイビッド・E・カプラン、アレック・デュブロ著(松井道男・坂井純子 訳)
発行・不空社/ 発売・泉書房
1900円
2003年12月9日 第一刷発行
日本のやくざは、江戸時代から、明治維新、日本の朝鮮侵略、大東亜戦争、戦後の闇市から、高度成長期、そして現在に至るまで、政界、経済界、日常生活にいたるまで、日本のシステムに食い込んでしまっている。
この本は、米国人ジャーナリストが、膨大な資料と、やくざ、やくざ関係者に対するインタビューなどでまとめた、やくざ論。
「やくざが消滅しない理由」というタイトルの通り、やくざは、ある意味で、日本人そのものなんだよなー。
僕の「日本人=農耕民族論」で考えればすぐに理解できるのだが、日本人は周囲に従うだけの、自分の意見を出さない、おとなしい民族だ。
ただ、それだけでは、人間として成立しない。
どこかで押さえてきた意見を言う(爆発する)部分が必要だ。
それが、暴力団という形で、日本人の裏側にあるんだよね。
また、日本人は暴力に立ち向かうことができない。
日本人は、攻撃に弱いんだよ。
これは、大東亜戦争などにもはっきりと現れていて、日本人は攻撃にあったら、それに本気で抵抗しようとせず、ただ総崩れするんだ。
だから、日常的に暴力を使う暴力団(やくざ)には、日本人は立ち向かえない。
また、日本人は、表面的なタテマエだけの平和を保つことを最優先させるので、暴力団のオドシに弱い。
オドシには、すぐに金を払ってしまう。
外国企業が日本へやってきて撤退するのも、日本の経済活動のすべてに暴力団が関係していることに、ビビッちゃうからなんだよ。
僕が一つ確実に思いつくのが、昔有楽町にあったアメックスのオフィスなんかが、日本を完全に撤退して、オーストラリアに逃げてしまったこと。
トラベラーズチェック詐欺なんかは、いくらでも脅しが効くからね。
日本社会は、やくざの存在を認めていて、取り締まろうとしない。
また、取り締まることは不可能なんだ。
建設業界、運輸業界、芸能界、商社、銀行、旅行業界、日本のすべての経済活動は、暴力団との関係がなければ、存在し得ない。
日本がバブル崩壊から立ち直れないのは、不良債権のほとんどに暴力団が絡んでいて、整理できないからなんだよ。
この本では、日本の暴力団の海外進出について詳しく書いてある。
著者は米国人ジャーナリストだ。
もちろん、日本人ジャーナリストならば、もっと深い追求ができるはずだよね。
でも、日本人が書いたら、とたんに生命の危険があることだろう(涙)。
つまり、日本のジャーナリズムにも、暴力団の影響が及んでいるんだよね。
だから、日本という国は、まともな経済活動も、政治活動も無理な国なんだ。
ということは、日本の再生はなく、日本はこのまま滅びていくことだろう。
ま、それが僕の考えることなんだけどね。
2004/02/05 日本人が本当に望むアテネオリンピック女子マラソン代表とは…。

高橋尚子が、名古屋女子マラソンに出ないからと、いろいろ言われているが、日本人はタテマエだけで、女子マラソンの本質がわかってないからダメなんだよ。
女子マラソンとは、きれいな女の子が、ショートパンツにTシャツで、苦しみながら走るところを2時間ちょっともテレビで見れるってことが大切なんだからさ。

だから、男子マラソンで、男が顔をゆがめて苦しんで走ってても、そんなもの、ちっとも見たくない。
つまり、女子マラソンの選考には、どれだけテレビを見ている人を楽しませるか、喜ばせるか、という視点が必要不可欠だよね。

そこで、世界旅行者先生が選考するとだよ。

日本人が本当に望む、アテネオリンピック女子マラソン代表は…。

美人で若い 坂本直子
人妻の   弘山晴美
年増で経験豊富な 高橋尚子

この三人だよ。
やはり、人妻の、泣き顔が色っぽい、弘山晴美は落とせなかったんだけどね…。

野口みずきは、顔がちょっとね。

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2004/02/07 歌舞伎町を歩いたら、ホストクラブ「愛」のイケメン看板に、古賀潤一郎の話が!

20年ぶりくらいで、新宿歌舞伎町のラブホテル街をあるいた。
といっても、ラブホテルに泊まったのではなくて(涙)、ただ、「ホテル東横イン」が新しく今年の1月にオープンした「ホテル東横イン新宿歌舞伎町」をチェックしてみたかっただけなんだけどね。

「ホテル東横イン」→http://www.toyoko-inn.com/

「ホテル東横イン新宿歌舞伎町」→http://www.toyoko-inn.com/hotel/00078/index.html

某所から仕入れた噂のとおり、このホテルには、確かに、無料のインターネットと、無料電話がありました。
でもまあ、周囲は、ラブホテルだらけで、本当に、日本人はエッチが好きだなーと、再確認。
で、昼間歩いたんだけれど、あちこちに、ホストがうろうろしてたなー。
今は本当にホストが多い、それだけホストに金を使う女の子も多い、つまり、風俗嬢も多い。
日本ではセックスは金だけで得られる。
その世界に恥ずかしい、金とセックスだけで成立している日本を、世界旅行者は嘆きました。
嘆きながら、区役所通りを歩いてたら、なんとテレビでおなじみ、ホストクラブ「愛」のイケメンホストが並んでいる看板を発見!
東スポが書き飛ばしたらしい「古賀潤一郎、ホストクラブ愛に入店して愛のある嘘をつけ」という記事のコピーを見つけました。
ホストクラブ「愛」 → http://www.oh-club.net/ai1/ai_end.htm
僕なんかも、昔は、女の子と食事をしたり飲んだりする時は、全部女の子におごってもらって当然という、すごい人間だったんだけれどさ。
今は、ワリカンだし、時には、女の子におごらされてしまうというのは、ホント、哀しいよね…(涙)。
2004/02/10 「噂の眞相」が休刊まであと一号なんだけど、本当はとっくにオワッテルって話。
毎月10日になると、一応僕は「噂の眞相」を本屋で立ち読みして、「今月もたいした話はなかったなー」と確認をする。
時には、図書館で、暇な時に読み直すことがあるが、ただ、この6〜7年は、たいした話は載ってなかったね。
例えば、最近では、毎日新聞社のヨルダン空港爆殺記者五味宏基の話を、「噂の眞相は」ほとんど書かなかった(書けなかった)。
この雑誌がいまでもメインにしているのが、文壇や出版関係の噂話、つまり作家の誰が誰と付き合っているとかいう、完全に時代遅れの、まともな人間には全く興味のないバカ話なんだよ。
でもまあ、僕と「エスカレーター論争」をやったので有名になった、前朝日新聞記者本多勝一がリクルートから接待を受けたことを暴いたりしたのは、気分がよかった。
ただ今でも、小林よしのりの悪口を書いてるのは、ちょっち時代遅れだと思うけどね。
僕も、10年位前は確かに、「噂の眞相」が出たらすぐに買って、隅から隅まで読んでいたものだ。
また、そのころは週刊文春も発売日前に読んでたよなー(僕の記事も載せたしね)。
でも、今は、週刊文春も、週刊新潮も、コンビニの立ち読みで済ませている。
で、「創(つくる)」というやはり、マスコミ系月刊誌によると、雑誌も本も、どんどん売れなくなっているそうだ。
正直、それはそうだと思うよ。
だって、僕が読みたくないんだから。
毎月10日といえば、もちろん「文藝春秋」の発売日だ。
今月は特に平成15年度下半期、第130回芥川賞の、金原ひとみ(かねはら・ひとみ)「蛇にピアス」綿矢りさ(わたや・りさ)「蹴りたい背中」という、若い女の子2人の作品が掲載されている。
でもさ、いまどき、こんなわけのわからない「文学」なんか、誰が読むかね。
これもまた、完全に時代遅れのことを、押し付けているだけだよ。
僕は今、マイケルクライトン「TIMELINE」のペーパーバックを読んでいる(もう少しで読み終わる)が、これは単に、映画が気になって、見てしまったからその映画との違いを確認したいだけなんだよ。
(映画はつまらなかったが)本は確かに面白い。
日本のいわゆる文学なんて、昔は、なぜか、難しい、わけのわからない、暗いことを書くのが立派だというので、何の役にも立たないものを、読まされ、また無理に読んでいたものだよね。
文学少女とかいうのもアリで、文学作品を読んでいれば、なにか賢いような常識が存在した。
でも、そんな面白くないものを無理に読んでも、ちっとも役に立たなかった。
文学をありがたがって、変に奉るのは、日本人だけだとわかってしまった。
文学の時代も、雑誌や本の噂話が社会の表面に出たり話題になる時代も、とっくに終わってるんだよ。
それがちゃんと認識されてないから、日本という国は、世界から取り残されて、本当にダメなっていくんだよね(涙)。
注)ところが今月号の文藝春秋は大人気で、100万部突破するという。日本人というのは、とにかく流行に弱いよね。でもそれは、流行じゃないんだよ。「他の人がみんなやってることをする」ってだけなんだよ。吉野家の牛丼がなくなるといえば、みんなで列を作り、若い女の子が芥川賞を取ったといえば、雑誌を買う。でもそれは、一時のファッションで、後に何も残らず、ただ消費されていくだけだ。(2004/02/14記)
2004/02/14 やっと「TIMELINE」を読み終えたが、時間がかかったのは、さすが世界旅行者ならではの理由だった。
ペーパーバックの「TIMELINE」を読み終えたんだけれど、この本は500ページ程度だ。
これを2週間もかかってしまったのは、僕が世界旅行者であるせいなんだ。
実は、海外旅行の途中で本を読む癖が付いてしまったので、乗り物に乗っている時か、ベッドで横になっているときか、なにか他のことをしている時しか、本を読まない身体になってしまってたんだよ(涙)。
だから、東京の場合は、地下鉄に乗っている時、あとは、トレーニングをしている時、それから横になっているときしか、読む時間がないわけだ。
最近、地下鉄も便利になってすぐに目的地に着くし、トレーニングもいろんな事情があって長くできない。
しかも歳をとってきたので、横になるとすぐに寝てしまう♪
というわけで、まとめて読めなかったんだよね。
考えてみると、僕の生活は、海外個人旅行の経験によってずいぶんと影響されている。
それは本の読み方だけではないんだよ。
一番大きいのは、多分人間関係なんだろうと思うけどね…。
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2004/02/18 「通化事件」を読む。(+インターネットは確かに使いものになるという発見)
「通化事件」…”関東軍の反乱”と参謀 藤田実彦(ふじた・さねひこ)の最後
松原一枝(まつばら・かずえ) 著
チクマ秀版社
2381円
2003年8月8日 初版第一刷発行
昭和21年(1946年)2月3日「通化事件」の首謀者として記憶されている陸軍大佐・藤田実彦は、実はそれほど深い関与はなく、周囲が作っただけという話。
藤田大佐は、髭の大佐として、立派な髭で有名だった。
情報将校として、中国で宣撫、帰順工作など活躍した。
ソ連の通化進駐、引き上げ後、共産軍が国府軍を追い出して、共産軍が支配した。
通化を共産軍(八路軍)、特に朝鮮系の新八路軍が支配して、日本人に対して残虐行為を行った。
それに対する反乱が、国府軍(蒋介石軍)と日本人の間で計画され、その首謀者として藤田の名前があった。
が、もともとまともな武器もなく、計画は共産軍につつぬけで、すぐに鎮圧され、日本人が多く処刑された。
この本で興味深いのは、「柴田朝江」という女スパイが出てくること。
ところでこの作品は、「南日本新聞」に連載された「国敗れて 軍人藤田実彦の運命」が元になっている。
で、インターネットで検索をかけると、その連載がそのまま出てくる!
「連載・国敗れて」
http://www.minaminippon.co.jp/2000kikaku/kuni-y/
また、この通化事件について調べようと、さらに検索をかけたら、
紙田治一 遺稿[ 通化事件 ]
http://www.naoe-ya.co.jp/h.kamita/tsuka/tsuka_index.html
という別の通化事件の記録も、そのまま見つかった。
さらには、藤田実彦の読み方を確認したいと検索をすると、
雑誌『化学主義工業』執筆者一覧(ハ行
http://www.ritsumei.ac.jp/~katzmak/kenkyu/kagaku/author-h.html
というのが引っかかって、これは藤田実彦が陸軍情報部のころの記録が発見できて、「ふじた・さねひこ」であると確認できた。
現在のインターネットは、ほとんど役に立たないが、過去の記録という意味では、膨大な情報が眠ってるってことだよね。
これにはホント、感動しました。
2004/02/20 「日本はなぜユダヤ人を迫害しなかったのか」を読む。
「日本はなぜユダヤ人を迫害しなかったのか」 ナチス時代のハルビン・神戸・上海
ハインツ・E・マウル 著 (黒川剛 訳)
芙蓉書房出版
2004年1月20日 第一刷発行
1800円
満州国成立から大東亜戦争の終了まで、ナチスの迫害を逃れたユダヤ人がハルビン、神戸、上海へ流入して来た。
それにたいする、日本の対応を書いた本。
日本人は基本的には、ユダヤ人との接触がなかったので、ナチスの要請があっても、ユダヤ人差別はせず、通り過ぎていく外国人としてしか見なかった。
関東軍は樋口季一郎が中心となって、極東ユダヤ民族大会を支援した。
有名な、リトアニア、カナウスの領事代理、杉原千畝(すぎはら・ちうね)がユダヤ系ポーランド人に通過査証を出した話。
上海に大量のユダヤ人難民がヨーロッパからの船で到着して、ドイツは上海にユダヤ人収容所作らせようとした話。
日本がユダヤ人を利用しようとした話など。
日本の通過査証のためには、通過して落ち着く先の国が形式的に必要だったので、オランダ領西インド諸島のキュラソーの入国を目的として、通過ビザを発行した、というのは興味深い。
で、インターネットで杉原千畝を検索したら、なんと、カナウスの「リトアニア杉原記念館ホームページ」(リトアニア語、英語、日本語)というのが引っかかった(でも、サイトは日本のジオシティズだけど)。
わざわざカナウスまで行って、記念館を訪問する日本人はそんなに人数は多くないと思うから、財政的に大変みたいです。
でも、最近特殊なツアーもあるし、そうすると、日本人が観光バスで押しかけて、たくさん寄付をするってこともあると思う。
サイトにも、「休館日でも相談してくれれば開きます」みたいなこと、書いてあるしね(笑)。
また、岐阜県八百津町の「杉原千畝記念館」もみつけた。
元外務政務次官の鈴木宗男が、杉原千畝の名誉回復をして、ここにも鈴木宗男の書かなんかがあったんじゃないかな。
で、例のトラブルが起きて、それを降ろしたというのを読んだ記憶がある。
でも、確かに、顔も態度も悪いけれど、鈴木宗男って、けっこうまともだったんじゃないかな。
外務官僚を動かすには、ああいう強い態度でないと、動かないんじゃないかと思うしね。
また、北方四島なんて、ロシア人ごと帰ってきたりしたら、あとあと大変だし、移転させるにしても補償が必要だし、鈴木宗男の「四島一括返還しなくていい」という論は、意味があったと思うよ。
「リトアニア杉原記念館ホームページ」 http://www.geocities.jp/lithuaniasugiharahouse/indexl.htm
「杉原千畝記念館」 → http://www.town.yaotsu.gifu.jp/spot/sugihara/sugihara.html
上のサイトを見れば、だいたいのことはわかりますね。
(みどくつ特別情報)杉原千畝が、椅子に座って、パスポートを手渡そうとしている像が、ロサンジェルスのリトル東京の歩道のところにあるよ♪
2004/02/21 「世界旅行者の部屋」「みどくつFANくらぶ」の現状報告など。
「世界旅行者の部屋」も、なぜか最近、アクセス数が増えているが、その理由もよくわからず、だらだら状態になっている。
まあ、今はこのサイトの更新にほとんど力を入れてないんで、ま、インターネットにほかに読むところがないからだと思うよ。
インターネット自体は、本当に役に立つ。
何かちょっと疑問に思ったことは、検索しさえすれば、たいていのことはわかるようになってきた。
例えば、上にも書いている、「杉原千畝」「通化事件」のこと。
普通だったら、図書館に通って、本を取り寄せてもらわなければわからないようなことが、あっという間に調べられる。
他にも、「日本が舞台になった映画が確かアカデミー賞にノミネートされている」という話があって気になったので、米国のヤフーでアカデミー賞サイトをチェックすると、それが「Lost in Translation」という映画だとわかる。
その映画のサイトまで発見できて、ストーリーから出演者までいろいろと情報が集められる。
さらに、日本語のヤフーで「ロストイントランスレーション」と入れたら、日本語の映画サイトが発見できた。
ついでに、ヤフーの掲示板でサーチをかけたら、「藤井隆がちょっと出演しているらしい」「日本での公開はゴールデンウィークらしい」という(本当かどうかわからない)情報が手に入った。
でも、普通のみんながわいわいと書き込むタイプの、日本特有のインターネット掲示板は、全く面白くないね。
ヤフーの掲示板は、書き込み自体が本当に少なくなってしまった。
最近インターネットを始めた友人が「2チャンネルが面白い」というので、久しぶりにチェックしてみたが、書き込みが多すぎて、読む気にならない。
それに、2チャンネルには、くだらない発言が多すぎて、読むだけ時間の無駄だ。
普通の日本人が考えていることなんか、時間を使って、わざわざ読むだけの価値はないよ。
僕は思うけれど、2チャンネルに書いている人は多いだろうけれど、おそらく、読んでる人は少ないんじゃないかな。
「役に立つ発言もある」という人もいるけれど、その役に立つ発言を、バカな発言から選ぶのに時間がかかるならば、それは役に立つ発言ではないよね(涙)。
掲示板というものは、書き込みが多すぎては絶対にダメなんだよ。
もちろん書き込みがなければ、わざわざアクセスする価値がないので、少なすぎてもつまらないんだけどね。
その点、「みどくつFANくらぶ」は、いま適度に書き込みがあるから、一日に一度読む程度だと、何かしら書いてあるのがいい。
また、「世界旅行者の部屋」の読者が多くなったためか、新しい読者からのe-mailもよくもらっている。
最近面白かったのは、成都でゲストハウスを始めた日本女性から、ゲストハウスの紹介をしてくれないかという話で、さっそく「世界の定番宿」「アジアの宿」成都観華青年旅舎をリンクしました。
昆明駅前で安い航空券を見つけたというe-mailももらったんだけど、肝心の値段が書いてなかったので、「みどくつFANくらぶ」へ参加して書いてくれるように誘ったりしてます。
ま、「世界旅行者の部屋」も、新しい展開を考えていかなければならないんだ。
僕の最初の予定では、インターネットサイトよりも、実際の雑誌に連載を持って書いていくという予定だったんだけれども、それがうまく行ってないんで、迷ってるんだよなー。
ま、僕の書くことは、一般日本人のレベルよりもちょっと高いので、それで受け入れられにくいのかもしれないけどさ(涙)。
でも日本社会もなるべく早く、僕に追いついて欲しいものだよ(笑)。
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2004/02/27 「イラクの中心でバカとさけぶ」を読む。
「イラクの中心でバカとさけぶ」
橋田信介 著
アスコム(旧 アスキー・コミュニケーションズ)
1500円
2004年1月20日 第一版第一刷発行
週刊文春で有名なカメラマン・宮嶋茂樹とテレビコメンテーターの勝谷雅彦の有名人2人と、著者橋田信介氏の鼎談が最初に載っているので、そのまま最後まで行くのかと思ったら、すぐに橋田氏のイラク戦争潜入ルポになってしまった。
イラク戦争の実態などは、ただの戦争カメラマンには理解できない。
それを基本的に反米思想で割り切ろうとしているのは、進歩的ジャーナリストとしての習慣がまだ残っているのだろう。。
それはそれとして、どうやってフリーランスの戦場カメラマンが、イラクに入るか、その話が興味深い。
だから、これは、戦場ルポではなくて、たんなる冒険旅行記なんだよね。
ただ、文章はそれほど面白くはなくて、せっかくの面白そうな経験を描き切れてない。
そこが残念だ。
気になった部分は以下のとおり。
「日本の会社員ジャーナリストは、危険なイラクから逃げ出して、安全な国にいて、戦争が終わって入ってきた」。
これは、あの毎日新聞のヨルダン空港爆殺記者記者「五味宏基」みたいな、戦争が終わるまでヨルダンにいて、戦争が終わったらイラクへ入り、記念に爆弾を拾ってきて、結果人殺しをした三流カメラマンのことを言っているのだろうね。
「朝日新聞の田岡記者は戦場に立たずに戦況を語っている。だから予測を間違った」
ま、田岡については、9.11のときから間違いだらけを語っていた。
なぜあの貧相な顔で、テレビに出れるのか、間違いだらけの論評で生きていられるのか?
それはおそらく、もと朝日新聞記者・本多勝一がのさばっていたのと同じような、なにか裏があるんだろうね(笑)。
それ以外は、文章も下手だし、盛り上げるところを盛り上げ切れてないので、本としては失敗だ。
橋田信介氏は、多分本来的には、あまり才能のない人なんだろうね。
2004/03/03 コラムニスト勝谷誠彦「イラクの中心でバカをさけぶ」で調子に乗って、イラクで強盗にあう(涙)。
この上で「イラクの中心でバカをさけぶ」のことを書いたら、そこで対談をしていた、コラムニスト勝谷誠彦は、自分でもイラクへ行ってみようと調子に乗って、編集者と一緒にイラクへ行ったとたん、強盗にあったとか。
なんか、ちょっと恥ずかしい話だよね(涙)。
邦人コラムニスト強盗被害 イラクの高速道路で

 【バグダッド2日共同】イラクの中部ファルージャ付近で2日午後3時半(日本時間同9時半)ごろ、アンマンからバグダッドに向かっていたコラムニスト
勝谷誠彦さん(43)ら日本人2人が乗った4輪駆動車を、武装した3人組が停止させ、現金計2500ドル(約27万4000円)を強奪した。
 勝谷さんと同乗していた月刊「現代」の編集者、瀬尾傑さん、現地通訳、運転手の全員が無事だった。
 勝谷さんによると、バグダッドまで約75キロ地点で、黒いセダン型の車両が幅寄せしてくるなどして走行を妨害、恐怖を感じた運転手が車両を路肩に停止させた。その後、勝谷さんの首筋に拳銃を突きつけるなどして、現金を要求、現金のほか日本製カメラなどを奪い、アンマン方向に逃走した。(共同通信)
[3月3日1時14分更新]

2004/03/08 浅田農産会長夫妻の自殺から、日本のインターネットの現状を読み解く。
人が亡くなった話は、あまり書きたくないんだけれど、いつか検索するためにメモっておきます。
鳥インフルエンザの発生を隠して、鶏や卵を出荷していたというので非難の的になっていた京都府「浅田農産」の会長夫妻が自殺したのが、今朝発見された。
たまたまフジテレビを見ていたら、その第一報が報道された。
その確認のために、共同通信のサイトをチェックしたら、自殺の報道があった。

>>08:49 浅田農産で男女首つる 姫路署身元確認中、生死不明

その後、詳しいレポートがあった。

>>浅田農産の会長夫婦自殺 鶏舎近くで首をつる
>> 8日午前7時50分ごろ、鳥インフルエンザ感染が発覚した京都府丹波町の養鶏場「浅田農産船井農場」の本社がある兵庫県姫路市の鶏舎近くで、首をつっている男女を従業員が見つけ110番した。
>> 2人は間もなく死亡が確認された。姫路署で調べたところ、浅田農産を経営する浅田肇会長(67)夫婦と分かった。同署は自殺とみている。
>> 同農場をめぐっては2月27日、保健所が立ち入り調査、鳥インフルエンザウイルスの陽性が判明。同会長らは2月20日ごろから鶏の大量死を知りながら、すぐ府などに通報をしなかったことが批判を浴びた。
>> 浅田会長は日本養鶏協会(東京)の理事と副会長を務めていたが、同協会は責任を重くみて、役員解任を通知していた。(9:55)
共同通信 → http://www.kyodo.co.jp/
で、ヤフーのニュースの掲示板を見ても、このニュースについて、ほとんど書き込みがない。
そこで、2チャンネルの「ニュース速報」というところをチェックしたら、この事件について、いくつものトピックが出現していて、膨大な書き込みがあった。
しかも、みんなで同じことを言いあって、ただ騒いでいるだけで、中身が全くなかった。
僕は、日本のインターネットの掲示板と言うのは、日本社会で失われた「井戸端会議」「床屋政談」「銭湯の噂話」の場だと思っている。
だから、中身がなくても、「みんな同じことを考えている」と確認するために存在するわけだね。
つまり、「みんな同じことを言うであろう場所には、同じことを言いたい人たちが集まる」わけだ。
そういう意味では、日本のインターネットという場所は、永久に知的な場所にはならないんだよね。
だって、他のみんなと同じことを考えていることを確認する目的ならば、一番レベルの低い考えに合わせないと、共通の話題にならないからね。
最近、僕が「2チャンネルを読んでない」と言ったら、たまたま友人2人ほどから、「2チャンネルのニュースというところは、面白い」みたいなことを言われてた。
気になって、ちょくちょく見ては、「そーかなー、全く面白くないが…」と思ってたのだけれど、今日その理由が明確に示されたってわけだね。
これで、日本のインターネットの掲示板について一つの解決ができたので、うれしくなって書いてみました♪
2004/03/08 「歪められた日本神話」を読む。
「歪められた日本神話」
萩野貞樹(はぎの・さだき)著
PHP新書289
680円
2004年3月1日第一版第一刷
この本が言いたいのは、日本神話は、世界のどこにでもあるただ神話なのに、日本の学界は、それを政治的立場や理論で割り切ろうと無理をして、理屈の通らないこじ付けをやっている、ってこと。
例えば、ヤマタノオロチは頭が8つあるので、8つの川を表しているというが、それでは、海外の三つ頭の怪物の三つの頭は何を表しているのか?なんてね。
つまり、日本の学会は、どうでもいいことに無理やり意味を見つける、ただの「オタク」だってことね。
世界に共通の学問ならば、海外の研究者から変だといわれるのだが、日本神話の研究なんて、日本人学者しかしないので、ますますタコツボ状態になって、わけがわからないという話。
ま、そうだろうと思うよ。
2004/03/10 70万アクセスを今日超えたけど、別にどうでもいいね。
「世界旅行者の部屋」が、今日、70万アクセスを超えた。
なんか、最近理由もないのにアクセスが伸びているのが気持ち悪いが、世界旅行者自体がブレイクしているわけではない。
ファンレターはよくもらうし、「みどくつFANくらぶ」の参加者の数も増え続けているが、まだまだ本格的には知られていない。
だって、六本木を歩いていても、ホステスさんから「あーら、世界旅行者先生♪ファンだから、タダで飲ませてあげるよ!」って、声をかけられないからね。
やはり、日本社会では、世界旅行者を理解するには、ちょっと知的レベルが足りないかもしれないなー。
このまま、例えば、100万アクセスを突破したところで、面白くもなんともないし…。
今日、「世界旅行者・海外説教旅」を再開したので、ちょっとは、動きがあるといえば言えるんだけどさ。
インターネット自体には、飽き飽きしているので、誰か、おごってくれる人がいれば、声をかけてねー♪
2004/03/11 「戦略爆撃の思想」を読む。
「戦略爆撃の思想」 ゲルニカ − 重慶 − 広島 への軌跡
前田哲男 著
朝日新聞社 
1988年8月15日 第一刷発行
2500円
日本軍が、南京、武漢三鎮を落とした後、中国政府は重慶を臨時首都に定めた。
日本陸軍と海軍は、重慶に、1939年5月3日、4日に無差別爆撃をおこなった。
それから三年以上、爆撃は続いた。
これがいわゆる、無差別に民衆を殺戮する戦略爆撃の始まりである。(ゲルニカはドイツ軍の一過性の爆撃だったが)
終わったのは、日米開戦で、海軍の主力が太平洋、東南アジア方面に志向されたから。
ゲルニカ爆撃は、1937年4月26日、ドイツのコンドル軍団が行った。→ピカソのゲルニカ
日本軍は、重慶内の米国の施設には被害を与えないような配慮を行った(守られなかったが)が、中国民衆に対しては無差別爆撃を行った。
これは、米国がドイツに対しては無差別爆撃は控えたが、日本に対して原爆投下を行った、そのいい対照となっている。
「朝天門」…嘉陵江と長江が交わる、重慶の東の端、船着場。
重慶の冬は霧が多く、爆撃はほとんど不可能だった。
重慶には、蒋介石と周恩来がいたが、国民党の共産党員に対するテロが横行していた。
石原莞爾(中佐)は張学良軍のいる遼寧省錦州に、無照準投弾を行い市民に犠牲者を出した。(1931年10月8日)
これが日本軍による都市爆撃の最初である。
エスペランティスト「緑川英子(長谷川テル)」が、重慶から抗日放送を行う。
緑川英子は、僕がハルビンの「東北烈士紀記念館」にいったとき、名前を知った。
彼女は、1947年1月、34歳で解放後の中国東北地方で死ぬ。
著名なジャーナリスト、エドガースノー、ハン・スーイン、アグネス・スメドレー、セオドア・ホワイトが、重慶にいて報道する。
井上成美は、世界最初の空母同士の海戦(珊瑚海海戦)を戦ったことで有名だが、重慶無差別爆撃「百一号作戦」の計画立案者でもある。
大西瀧治郎は、特攻の創始者として名前を売っているが、重慶爆撃の責任者であり、戦闘機なしの爆撃機だけの攻撃で多大の犠牲を出した責任者である。
零戦の初陣(1940年8月19日)がこの重慶爆撃の九六陸攻を守るためだったことは有名だよね。
そして9月13日、零戦13機が、ソ連製のE15、E16の27機を撃墜した。
日本が米国と開戦したとき、中国首脳は全員、日中戦争の勝利を確信した。
本格的な都市無差別爆撃をやり、しかもそれを3年以上も続けた日本軍は、東京大空襲にも、広島長崎にも、文句は言えないってことね。
いろいろと興味深い本でした。
でもま、こういう歴史を知ると、一度行ってみたいものだよね。
2003/03/14 ニフティのフォーラムFJOURNEYの終わり、そして@niftyの終わり。
@niftyのフォーラムFJOURNEYというのが今年の3月31日、つまり今月一杯で終了することになった。
僕はこのフォーラムで1997年ころ、会議室(ま、掲示板だけれどね)を一つ持ってた(確か「旅人会議室」だったかな。つまり、海外個人旅行専門の会議室だね)。
そのころはまた別に、田口ランディなんかといっしょに、メデイアマンフォーラム(FMEDIA)でもサブシスをやって、「西本健一郎の旅は終わらない」という名物会議室もやってたけどね。
パソコン通信でニフティがPC−VANに勝ったのは、一つはコマンドが使いやすかったから。
もう一つは、PC−VANはコンピューター関係者が多くて、オタクだらけだったからかな(多分)。
ニフティはフォーラムという形の掲示板の集合みたいなものを作って、そこに人を集めて成功した(ま、米国のcompuserveという会社のシステムをそのまま持ってきただけなんだけどね)。
残念だったのは、ニフティに人が集まったのは、他に競争相手がいなかっただけだと、気がつかなかったことかな。
で、ニフティはパソコン通信で勝ったので、逆に、インターネット化に乗り遅れてしまった。
ただパソコン通信が終わって、インターネットの時代になるんだってことは、1998年にはもうはっきりしていたんだよ。
だってその年に、僕は、パソコン通信は終わりだとわかって、この「世界旅行者の部屋」を立ち上げたわけなんだからね。
それ以来、一応このサイトをニフティに置いてあるので、ニフティのIDは持ったままで、FJOURNEYという場所も一ヶ月に一度はチェックしていたが、2000年ころにはほとんど書き込みはなくなっていて、実質はなかったんだよ。
ニフティは@niftyとなり、フォーラムを何とか救おうと、「フォーラムのウェブ化」をやりだした。
つまり、@niftyの財産(と考えているのは@niftyだけ)のフォーラムを、会員でない人たちにもインターネット上で利用させて、何とか生き残らせようとしたわけだ。
でも、もともと、インターネットの時代に、アクセスが制限されるような、会員だけしか読んだり書き込んだりできないような場所は、よほど魅力的でないと存在価値はないよね。
ニフティのフォーラムは、「単に、他に似たような場所がないから人が集まった」という冷酷な現実、「ニフティのフォーラムはホントは、面白くもおかしくもない(=つまらない)」という事実から目をそらしたために、一気に全滅してしまったんだよ。
まあ、まともな人間は、とっくに、事実上、ニフティのフォーラムからは逃げ出していて、今残っているのは、インターネット社会に乗りそこなった、時代遅れのオチコボレ諸君だけだ(涙)。
僕が一つ思うのは、今現在、タダで50MB程度のスペースを貸すところはざらにあるのだから、フォーラムを無理に潰しても、たいして金の節約にはならず、ほとんど意味がないのではないか、ってこと。
フォーラムがあるからニフティにしがみついている人だって、確かにいるんだろうしね。
さらに、@niftyは旧ニフティ会員のウェブサイトを潰しにかかっている。
僕のこのサイトは旧ニフティの「http://member.nifty.ne.jp/worldtraveller/」という場所に存在するわけだが、@niftyはこの形のURLを今年の8月までで消そうと考えている。
でも、例えば僕のサイトは、URLにniftyという文字が入っているだけで、@niftyの宣伝になっているわけだよ。
だから、タダでこのURLを僕に使わせるのが当然。
はっきり言えば、ぼくのサイトががニフティにあることで僕に金を払ってもいいくらいのものなんだよ。
そういう常識的なことがわからない人たちが、@niftyを運営している。
いわゆる@niftyのようなプロバイダーと言うものは、所詮、なくなっていく運命のものなんだよ。
だから、有能なスタッフはもう、1997年ごろには、ニフティを脱出し始めていた。
いま残っているのは、あまりまともな人間ではないよ。
日商岩井から株を買い取ったあと、ソニー系列のSONETとの合併話に乗らなかったのが失敗だった。
富士通の株価も怪しい現在、@niftyはあと5年は絶対に持たないだろう(多分2、3年で倒産か)。
僕がずーっと前から言っているように、インターネットは電話みたいになって、別にプロバイダーの質だとか、コンテンツだとか、そんなものは誰も考えなくなるに決まっているんだからね。
つまり、@niftyが付加価値をつけようと努力している「コンテンツ」自体が、重荷なんだよ。
そこがわかってないから、@niftyはダメになってしまったんだよなー(笑)。
2004/03/18 高橋尚子オリンピック代表落ち=敗北必至の米国との開戦
高橋尚子がオリンピックの代表選考で落とされた問題は、日本社会でも、インターネットでも話題になったね。
これは、僕が主張する「日本人=農村共同体論」で考えれば、単純明快に理解できるんだよ。
ギリシアオリンピックの女子マラソンで金メダルを取る可能性を考えたら、絶対に、高橋尚子を選ばなければならなかった。
だって、高橋が名古屋マラソンに出場しなかった理由は、アテネで金メダルを取るコンディションを考えたからだからね。
また、日本国民は誰も、高橋がアテネを走って、前人未到のオリンピックでの女子マラソン二連覇という金字塔を立てることを期待していた。
その夢が実現するか、失敗するか、それを見ることこそ、日本国民が望んでいたことだ。
しかし、日本陸連は、高橋尚子を選ばなかった(涙)。
つまり、日本陸連は、金メダルを取ることは、どうでもよかった。
ただ、周囲のうるさい人たちから文句を言われないような、自分の回りの人間関係を保つためだけの、つまり言い訳のしやすい、責任逃れの行動を取ったんだよ。
高橋尚子を選んだら、その理由は「実力があるから」だ。
でも、選出のタテマエとしては、国内選考レースをやってしまった以上、その優勝者を選ばないと、スポンサーやテレビ局から文句を言われる。
また、選考レースの権威がなくなってしまう。
選考レースの権威がなくなれば、選考委員の権威も、陸連の権威もなくなる。
つまり、自分の立場を守りたかっただけなんだよ。
これが日本人の基本にある農民的な性格なんだよね。
日本人は、ただ、自己保身に走り、言い訳だけを言い続けるんだよ。
これは、大東亜戦争を見れば明確にわかるんだ。
誰が考えても、日本が米国と戦争をして勝てる可能性はなかったんだから。
しかし、中国との戦争が長期化し、戦死者も膨大な数に上り、大変な戦費も使い、さらに、調子に乗って、ドイツに敗北したフランス領のベトナムへまで兵を進めてしまっていた。
ここまで来たら、いろんな人間関係、利権を考えると、戦争をやめる決断はできない。
戦争に負けるのは誰でもわかっていたが、戦争をやめることは出来なかったんだよ。
そして誰もが責任を回避して、最悪の決断をしてしまった。
そのために、日本だけではなくて、東南アジアにも、米国にも、莫大な戦争被害がおきてしまった…。
日本民族というのは、間違いだとわかっていても、人間関係を壊さないためには、死んだってかまわない民族だ。
だから、アテネの女子マラソンに高橋を選ばないことくらい、平気でやってしまう。
言い訳だけは、いろいろとりつくっているんだよね。
しかし、言い訳は、いくらあっても言い訳だ。
マラソン選考のポイントは、「アテネで金メダルを取る」この一点にあった訳だったんだから。
戦争をする理由は、戦争に勝つためだ。
日本民族以外のどこが、負けるに決まっている戦争を、自分から仕掛けるだろうか。
日本国民にアンケートをとったら、マスコミにアンケートをとったら、高橋が一番に選ばれていただろう。
しかし、陸連の選考委員は、自分の周囲の人間関係を保つために、高橋を落とした。
これはまさしく、日本国民のほとんどが戦争を欲していなかったのに、戦争を続けた一部軍人の小さな仲間意識と、相通ずるものがあると、理性的な人は誰でも見通せるんだよ。
日本人というのは、だから、ダメなんだよ。
だから、また、大東亜戦争で大敗北したように、見事に負けるんだよ。
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2004/03/25 e-mailについて、ずいぶん誤解があるみたいなので、ここでちょっと弁明ね。
桜が咲きかけたとたん、急に寒さがぶり返して、しかも雨や雪まで降って、うんざりの東京です(→海外にいる人に)。
でも昨日は10℃くらいあったのかな〜、だからそんなに寒くなかった。
今日は、現在(午前9時50分)、曇り空で、暖かくはないんだけれど、寒くもない感じ。
本日の東京の予想最高気温をインターネットでチェックすると、日本のヤフーでは13℃、米国のヤフーでは16℃、CNNでは11℃となっていて(どこから出してるんだこのバラバラの値は!)、だんだん暖かくなるみたいだ。
ま、誰が考えても、この時期、だんだん暖かくなるのは決まってるけどさ。
で、三月も終わりになったせいか、昨日e-mailがたくさん届いていた。
その中で気になったのが、僕の方からe-mailを出さないものだから、「(遠慮した感じで)ひさしぶりです。覚えてますか」とかいうe-mail。
「嫌われてるのかしら」なんて心配している人もいました。
もちろん、「連絡がないですけど、元気ですか。花見に行きませんか」とか「久しぶりに会いませんか」という連絡もあったよ。
なぜかオマケで、ウイルスメールも団体で届いてたけどね。
確かに、このところ、僕はe-mailをほとんど出していない。
「嫌われてるのか」と心配しているe-mailを読んで、「そーいう風に思う人もいるんだー!」と、びっくりしちゃった。
僕がe-mailを出さないのは、単に、僕の方に、e-mailを出すようなことがないからなんだよなー(涙)。
参議院議員にでも立候補することになれば、すぐに連絡を取るよ。
何度も書いているように、僕はe-mailをやり取りするのが面倒なだけで、e-mailをもらうのが嫌いってわけじゃないんだ。
友達からの近況報告やなんか、うれしいものだよね。
ま、適当に連絡を取っていると、会いたい気にもなるし、会うときも気楽だということはわかってる。
ただ、僕は、サービス精神が旺盛なものだから、なにか面白いことを書きたいし、新しいびっくりするようなニュースを知らせたいんだよ。
そうすると、ところがそういううれしい話がないんだよ(涙)。
だから、僕からe-mailを出さないから、相手を忘れたとか、イヤになったってことじゃないのね。
天気も悪いし、正直、けっこう落ち込んでたりする。
だから、「元気がないみたいですね。おごってあげるから会いましょう♪」なんてe-mailをくれれば、すぐに乗っちゃうんだ。
単純な話なんだよ。
世界旅行者は、そんなに深い人間ではないので、適当にお付き合いくださいね♪
2004/03/28 「悪の枢軸を訪ねて」を読む。
「悪の枢軸を訪ねて」
雨宮処凛(あまみや・かりん) 著
幻冬社
2003年2月15日 第一刷発行
1400円
雨宮処凛のプロフィールを書こうかと思ったが、今では、インターネットで検索かければ、すぐにプロフィールは発見できるようだ。
「雨宮処凛公式ホームページ」 http://www3.tokai.or.jp/amamiya/
この本は2003年の2月に出版されているが、その後、イラクへ人間の盾として行ったんじゃないかな??
ただ、そのことは公式ホームページにも載ってない。
「人間の盾」で検索すると、人間の盾でイラクに入ったことで売ろうとする人たちの宣伝サイトが引っかかるが、人間の盾のリストなどはないようだ。
ま、この本自体は、北朝鮮に何度も行って、イラクにも行きましたという、ただの旅行記で、それほど深い中身はない。
「ミニスカ右翼」とか、すべてがファッションなんだと思う。
その「浅さ」が気楽に読める理由だろうね。
ま、1400円も払って、自分で買う気にはならないが、図書館で借りて読むには、何も考えずに気楽に読めるので、いいかも。
2004/03/28 「米内光政と山本五十六は愚将だった」を読む。
「米内光政と山本五十六は愚将だった」 … 「海軍善玉論」の虚妄を糺す
三村文男(みむら・ふみお) 著
テーミス
2002年7月1日 初版第一刷発行
2667円
大東亜戦争では、陸軍は悪玉、海軍は善玉と、役割が決まっているが、本当にそうなのか。
この本では、日本海軍の代表的な平和主義者と受け止められている、米内光政と山本五十六は、サイテーだったという論を展開している。
僕も、いろんな戦争論、戦記を読み漁ってきたが、最近特に、米国との戦争で負けたのは、日本海軍の責任だと思ってきていたところだよ。
まず、勝つ見込みがない戦争を始めたことが最悪だった。
しかも、真珠湾攻撃が最低だった。
山本五十六は、海軍の構成について、戦艦を使わなかったり、戦闘機を軽視したりという、間違った考え方を持っていた。
というのは、戦争というものは、宣戦布告をしたからって、すぐに戦争をしなければならない義務はないんだよ。
だって、ドイツのポーランド侵攻でイギリスと互いに宣戦布告をした後でも、ドイツのフランス侵攻まで、西部戦線では平和が続いていたのだから。
日本が米国に宣戦布告しても、真珠湾攻撃をせず、東南アジアへの侵攻で留めておけば、米国との戦争はしばらく(ずーっと)起きないままだったかもしれない。
また、真珠湾攻撃をしないままだったら、戦争の初期に、米国海軍が計画通りにマリアナ諸島に侵攻してきたとしても、戦艦を中心とした海戦が起きて、それで日本が勝ちでもすれば、互いにそれほどの損害を出さないまま、停戦交渉が始まった可能性は大きい。
しかも、だらだらと時間がたつうちに、ドイツのロシア侵攻が止まって、ドイツ敗戦の見込みが出てくれば、別に本気で日米が太平洋で戦う意味はなかったわけだしね。
海軍は、攻勢終末点を考えないまま、どんどんと戦線を遠くへ広げていった。
こうなれば、もともと国力の違う日本が米国に勝てるはずはなかったんだから。
山本五十六は、真珠湾攻撃で大失敗した上に、ミッドウェー海戦でも勝てる戦闘に負けてしまった。
ガダルカナル島の争奪戦でも、大和を温存して、米国が後にやったような、戦艦群による徹底的な陸上砲撃をしなかった。
これは、山本がもともと艦隊司令官として、無能だったからだ。
さらには、海軍大臣を長く務めた、米内光政もひどかったという話ね。
僕は思うけれど、日本人は戦争はもともとヘタなんだよ。
個々の戦闘では、強いけれどね。
それも、兵や下士官が強いだけで、上層部は無能だった。
戦争は勝つためにやるけれども、負けることもあるのだから、負け方が立派ならば、それでいいんだよ。
別に大東亜戦争での日本のように、全国民を滅ぼすほどまで、そこまで一生懸命やる必要はなかったんだから。
日本の軍部は戦争を知らなかった。
戦争を知らない国民は、戦争をしない方がいい。
ま、そういうわけだから、日本は戦争はしない方がいいと思うよ。
それは、日本は戦争の止め時を知らないから。
変に本気になっちゃうからね。
2004/03/31 六本木ヒルズは安っぽいという話。
六本木ヒルズができた去年から、僕は六本木ヒルズは成功しないと、予想していた。
去年4月25日には「六本木ヒルズ」はあっという間にスラム化するだろう。(←クリックすれば読めるからね♪)と書いてたよ。
ところが、予想に反して、六本木ヒルズは、観光名所になってしまって、ものすごい人が押しかけているようだ。
ただ、客層は、ほとんど、高年齢者や、若者、地方からの見物客で、人が多い割には買い物をする人はいないとか。
最近、六本木ヒルズの自動回転ドアに挟まれて、小学校入学前の子供がなくなった。
で、僕はあのお母さんが「助けてくださーい!」と大声を上げている横を、その時、たまたま通りすがってて、声を聞いたんだよ。
その時は、警備員もいたし、まわりに大勢の人がいたので、僕が手助けをする必要はないと思って、とっとと立ち去ったけどね。
僕は「誰か女の人が回転ドアに挟まれて抜けなくなっちゃったんだろうなー」と思っただけだった。
万が一、血が出てたら、怖かったしね。
僕はもちろん貧乏なので、映画館の六本木バージンシネマにしか行かないけどさ。
でもまた、この映画館が、麻布十番の方からケヤキ坂を通って上るとものすごく時間がかかる。
地下鉄六本木駅の方から、今度の事件がおきた回転ドアの前を通っても、さらに長い登り階段があって、そこでエスカレーターを使っても、さらに六本木ヒルズ名物の回転ドアがあるんだよね…。
僕はこの六本木ヒルズのプロジェクトそのものが、間違ってると思うよ。
今はまだ、テレビ朝日が宣伝してるから客がやってくるけれども、もの珍しさがなくなれば、一気に人は減るんじゃないかな。
だって、もともと六本木ヒルズには、何も面白いことはないんだから。
日本人は、みんなが行くところに行きたいだけなので、誰も行かなくなったら、行く人間なんかいなくなる。
そういう単純な話だと思うけどね。